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設計・アーキテクチャ

【Git管理】UnityプロジェクトをGitで適切に管理する方法(.gitignoreの設定も解説)

設計・アーキテクチャ

UnityでGitを使ってプロジェクト管理をしているけれど、
「これ、本当に正しいやり方なのかな?」と不安になったことはありませんか?🙂

とりあえずGitHubに上げてはいるものの、
・リポジトリの容量がどんどん大きくなる
・よく分からないファイルが大量に変更される
・チーム開発を始めたらコンフリクトだらけになった
こんな経験をしている方、実はとても多いです。

Unityのプロジェクトは、C#スクリプトだけでなく、
画像・モデル・音声・エディタが自動生成するファイルなど、
Git管理と相性の悪い要素もたくさん含まれています。

特に.gitignoreの設定をなんとなくで済ませてしまうと、
後から修正するのがかなり大変になりがちなんですよね…。

この記事では、
UnityプロジェクトをGitで安全・効率的に管理するための考え方を軸に、

  • Unity特有のフォルダ構成とGit管理の考え方
  • 必ず押さえておきたい.gitignoreの正しい設定
  • 個人開発・チーム開発でトラブルを防ぐ運用ルール

を、初心者〜中級者向けに整理して解説していきます。

「なんとなくGit管理」から卒業して、
安心してUnity開発を続けられる状態を一緒に作っていきましょう✨


結論:UnityのGit管理は「除外・ルール・共有」が9割

先に結論からお伝えしますね。

UnityプロジェクトのGit管理で重要なのは、
高度なGitテクニックではありません。

本当に大事なのは、次の3つだけです。

  • Git管理しないファイルを正しく除外すること
  • 運用ルールを最初に決めること
  • そのルールを全員で共有すること

逆に言うと、この3つができていない状態でGitを使うと、
ほぼ確実にどこかでトラブルが起きます。

たとえば、

  • Libraryフォルダを含めてしまい、リポジトリ容量が爆増する
  • 環境依存ファイルのせいで、毎回マージコンフリクトが発生する
  • 「誰が何を管理しているのか分からない」状態になる

これらはすべて、Gitの知識不足というより、Unity特有の前提を知らないことが原因です。

UnityのGit管理は、
「どのファイルを管理するか」よりも、
「どのファイルを管理しないか」を決める方が圧倒的に重要なんですね。

このあと、

  • なぜUnityのGit管理が難しく感じやすいのか
  • 具体的に何を除外すべきなのか
  • 個人開発・チーム開発でどう運用すれば安全なのか

を順番に解説していきます。

まずは、Unityプロジェクトならではの事情から見ていきましょう。




なぜUnityプロジェクトのGit管理は難しいのか?

Unity特有のフォルダ構成と自動生成ファイル

UnityのGit管理がややこしく感じやすい一番の理由は、
プロジェクトの中身が「自分で作ったもの」だけではないからです。

Unityプロジェクトのルートには、主に次のようなフォルダがあります。

  • Assets:スクリプト、画像、モデル、音声など自分たちが作るもの
  • Packages:使用しているパッケージ情報
  • ProjectSettings:プロジェクト全体の設定
  • Library / Temp / Obj など:Unityが自動生成するファイル

この中で、Git管理に必ず含めるべきなのは

  • Assets
  • Packages
  • ProjectSettings

の3つです。

一方で、LibraryやTempといったフォルダは、
Unityを起動したときやビルド時に自動で再生成されるものになります。

つまり、
「消えても困らない」「共有する必要がない」ファイルが大量に含まれているんですね。

ここを理解せずに、
「プロジェクトにあるもの=全部Git管理」と考えてしまうと、
一気にトラブルの種が増えてしまいます。

よくある失敗パターン(初心者あるある)

実際によく見かける失敗パターンをいくつか紹介します。

  • .gitignoreを設定しないままGit管理を始めてしまう
  • とりあえず全部コミットしてしまう
  • 後から整理しようとして、何が必要か分からなくなる

特に多いのが、
「後で.gitignoreを直せばいいや」という考え方です。

一度Gitの履歴に入ってしまったファイルは、
.gitignoreを書き直しただけでは消えてくれません。

結果として、

  • リポジトリの容量が無駄に大きいままになる
  • 不要なファイル変更が毎回表示される
  • チーム開発で意味不明な競合が発生する

といった状態に陥りがちです。

だからこそ、UnityのGit管理では最初に
「これは管理する」「これは管理しない」をはっきり決めることが重要なんですね。

次は、
具体的にGit管理から除外すべきフォルダ・ファイルを整理していきましょう。




Git管理から除外すべきフォルダ・ファイル一覧

必ず除外するもの(最重要)

UnityプロジェクトをGitで管理するうえで、
ここを間違えるとほぼ確実に事故るというフォルダ・ファイルがあります。

まずは、必ず.gitignoreに入れておきたい代表例から見ていきましょう。

  • Library/:アセットのインポートキャッシュや各種中間データ
  • Temp/:Unity起動中に使われる一時ファイル
  • Obj/:ビルド時に生成される中間ファイル
  • Logs/:エディタやパッケージ更新のログ
  • UserSettings/:エディタレイアウトなど個人環境依存の設定
  • Build/・Builds/:生成された実行ファイル
  • .vs/・.vscode/・*.sln・*.csproj:IDEが自動生成するファイル

特にLibraryフォルダは最重要です。

ここにはアセットのキャッシュやシェーダーの中間データが大量に保存されるため、
プロジェクトによっては数GB〜数十GB規模になることも珍しくありません。

しかもこれらは、
Unityを起動すれば必ず再生成されるため、
Gitで共有する意味がまったくないんですね。

除外するかどうかの判断基準

「これは.gitignoreに入れるべき?」と迷ったときは、
次の基準で考えると判断しやすくなります。

  • Unityやツールが自動生成するファイルか
  • 消しても再生成できるか
  • 個人の環境によって内容が変わるか

これらに当てはまるものは、
基本的にGit管理しないと考えてOKです。

逆に、Assets・Packages・ProjectSettingsのように、
プロジェクトの中身そのものを定義しているファイルは、
必ずGit管理に含める必要があります。

この「管理する/しない」の考え方は、
フォルダ構成や運用ルール全体にも直結します。

より体系的に整理したい方は、こちらの記事も参考になります。

次は、
これらを前提にした.gitignoreの正しい設定方法を具体的に見ていきましょう。




.gitignoreの正しい設定方法

方法A:GitHub公式テンプレートを使う(推奨)

Unityプロジェクトで.gitignoreを設定するなら、
GitHub公式が用意しているUnity用テンプレートを使うのが一番安全です。

このテンプレートには、

  • Unityが自動生成するフォルダ
  • IDE(Visual Studio / VS Code)関連ファイル
  • よく問題になりやすいキャッシュ類

などが、あらかじめ適切にまとめられています。

初心者のうちは、
「自分で一から書く」よりも、
実績のあるテンプレートに乗っかる方が失敗しにくいです。

新しくGitHubでリポジトリを作成する場合は、
「Add .gitignore」にチェックを入れて、
テンプレートから「Unity」を選ぶだけでOKです。

方法B:既存プロジェクトに後から追加する場合

すでにUnityプロジェクトが存在する場合でも、
途中から.gitignoreを追加することはできます。

その場合は、

  1. プロジェクトのルートフォルダ(Assetsの1つ上)に
  2. .gitignoreという名前のファイルを作成し
  3. Unity用のテンプレート内容を貼り付ける

という手順になります。

ただし、ここで注意点があります。

すでにGitで追跡されているファイルは、
.gitignoreに追加しただけでは管理対象から外れません。

「.gitignoreを書いたのに、まだ変更ファイルに出てくる…」
という場合は、次に説明する対処が必要になります。

次は、
すでに不要ファイルをコミットしてしまった場合の対処法を見ていきましょう。




すでに不要なファイルをコミットしてしまった場合の対処法

UnityプロジェクトをGit管理していると、
「あとから.gitignoreをちゃんと知った…」というケース、正直かなり多いです。

まず大事な前提として、
.gitignoreは“これから追跡しない”ための設定だという点を押さえておきましょう。

つまり、

  • すでにコミット済みのファイル
  • Gitが追跡している状態のファイル

これらは、
.gitignoreに書いただけでは自動では消えてくれません

なぜ.gitignoreを書いても消えないのか

Gitは、
「一度管理すると決めたファイルは、明示的に外さない限り管理し続ける」
という思想で動いています。

そのため、後から.gitignoreを追加した場合は、
Gitに対して「これはもう管理しません」と伝える作業が必要になります。

基本的な対処手順

流れとしては、とてもシンプルです。

  1. .gitignoreに除外したいパスを記述する
  2. Gitのインデックス(管理対象)から削除する
  3. その状態をコミットする

フォルダをまとめて外したい場合は、
次のようなコマンドを使います。

git rm -r --cached Library
git rm -r --cached Temp

この操作は、

  • ローカルのファイル自体は削除しない
  • Gitの管理対象からだけ外す

という動きになるので、安心してください。

その後、変更内容をコミットしてプッシュすれば、
リモートリポジトリからも不要なファイルが消え、
正しい状態にリセットできます。

少し手間はかかりますが、
この作業を一度やっておくと、
以降の開発がかなり快適になりますよ🙂

次は、
個人開発・チーム開発それぞれで意識したいGit運用ルールについて解説していきます。




個人開発・チーム開発でのGit運用ルール

個人開発の場合の最低限ルール

まずは個人開発の場合です。

「一人だから適当でいい」と思われがちですが、
個人開発こそGit運用の良し悪しが効いてきます。

最低限、次のポイントは意識しておきましょう。

  • .gitignoreは最初に必ず設定する
  • Assets / Packages / ProjectSettings だけを管理する
  • コミットは「変更内容が説明できる単位」で行う

特にコミット粒度は重要で、

  • 「とりあえず全部まとめてコミット」
  • 「何を変えたか分からないコミットメッセージ」

が増えてくると、
過去の自分が一番の敵になります。

あとから不具合が出たときに、
「どの変更が原因だったか」を追える状態を作るだけでも、
Gitを使う価値はかなり高くなります。

チーム開発で必須のルール

チーム開発になると、Git運用は一気に重要度が上がります。

ここでの最大のポイントは、
「個人差が出るものを共有しない」ことです。

  • .gitignoreは最初のコミットに必ず含める
  • 個人環境依存の設定はGit管理しない
  • 誰が見ても分かるルールを決めておく

特に.gitignoreは、
後から追加すると全員に影響が出るため、
プロジェクト開始時に確定させるのが理想です。

また、フォルダ構成や命名規則がバラバラだと、
Git管理以前にプロジェクト自体が破綻しやすくなります。

チーム開発を前提にする場合は、
こちらの記事もあわせて読んでおくと安心です。

次は一度ここで整理として、
Unity×Git管理で本当に守るべきポイントをまとめます。




途中まとめ:Unity×Git管理で守るべきポイント

ここまでの内容を、一度整理しておきましょう。

UnityプロジェクトのGit管理で大切なのは、
「細かいテクニック」よりも最初の設計と考え方です。

特に重要なのは、次の3点でした。

  • 自動生成ファイルはGit管理しない
  • .gitignoreを最初に決めて共有する
  • ルールのないGit運用をしない

LibraryやTempといったフォルダを除外するだけでも、

  • リポジトリ容量の肥大化を防げる
  • 不要な差分表示が減る
  • マージコンフリクトが起きにくくなる

といった、
開発体験そのものが良くなる効果があります。

また、Gitは「バックアップツール」ではなく、
開発を安全に進めるための仕組みです。

だからこそ、
「とりあえず使う」ではなく、
Unityに合った形で使うことがとても大切なんですね。

次は、
Git管理をより深く理解したい人向けの学習リソースを紹介します。




Git管理を理解するためにおすすめの学習リソース

ここまで読んでみて、
「Gitの設定やルールは分かってきたけど、
そもそもUnityプロジェクト全体の構造理解がまだあいまいかも…」
と感じた方もいるかもしれません。

実は、Git管理でつまずく原因の多くは、
Gitそのものよりも、Unityプロジェクトの理解不足だったりします。

どのフォルダが何の役割を持っていて、
どこが変更点として重要なのかが分かっていないと、
「何をコミットすべきか」「何を除外すべきか」の判断が難しくなるんですね。

そういった基礎から一度しっかり整理したい場合は、
次のような教材がとても役に立ちます。

作って学べる Unity本格入門
✅ Amazonでチェックする✅ 楽天でチェックする

この本は、
「Unityの機能を一つずつ学ぶ」だけでなく、
プロジェクトを作りながら全体像を理解する構成になっています。

そのため、

  • どのファイルが重要で
  • どこが差分として管理されるべきか
  • Gitと相性の良い運用とは何か

といった判断が、自然とできるようになってきます。

Git管理に限らず、
「Unity開発そのものを安定させたい」と感じている方には、
一度腰を据えて読む価値のある一冊です。

次は最後に、
初心者が特に勘違いしやすいポイントや注意点を整理していきます。




よくある誤解・注意点

最後に、UnityのGit管理で
初心者が特に勘違いしやすいポイントを整理しておきます。

「Libraryを含めた方がビルドや起動が速くなる」は基本NG

たまに、
「Libraryを共有すれば、初回起動が速くなるのでは?」
と考える方がいます。

確かに一時的に速くなるケースもありますが、

  • 環境差による不具合が出やすい
  • 意味不明な差分が頻発する
  • 容量肥大・競合の温床になる

といったデメリットの方が圧倒的に大きいです。

Libraryは共有しない、これはほぼ鉄則と考えてOKです。

「GitHubに置いているからバックアップとして安心」は誤解

GitHubはとても便利ですが、
バックアップ専用ツールではありません。

誤って削除したり、
不要なファイルをコミットしてしまった場合、
それも「履歴として正しく保存」されてしまいます。

重要なデータについては、
別途バックアップを取るなど、
役割を分けて考えるのがおすすめです。

「後から直せばいい」は一番コストが高い

Git管理で一番やってしまいがちなのが、

  • とりあえず始める
  • 問題が出たら考える

という進め方です。

Unity×Gitの場合、
後から直すほど、影響範囲が大きくなります。

だからこそ、
プロジェクト開始時に

  • .gitignoreを整える
  • 管理対象を明確にする
  • 最低限のルールを決める

この3点だけは、
必ず最初にやっておきましょう。




まとめ

今回は、
UnityプロジェクトをGitで安全・効率的に管理するための考え方と実践方法を解説してきました。

UnityのGit管理で大切なのは、
高度なGit操作を覚えることではありません。

本当に重要なのは、

  • Unity特有の自動生成ファイルを正しく除外すること
  • .gitignoreを最初に整えて共有すること
  • ルールを決めたうえで運用すること

この3つです。

これができているだけで、

  • リポジトリが無駄に重くならない
  • 不要な差分に振り回されない
  • チーム開発でも事故りにくい

といった状態を作ることができます。

私自身も、
「とりあえずGit管理」をしていた頃は、
後から整理するのにかなり苦労しました。

だからこそ、
これからUnityで開発を続けていくなら、
最初に正しいGit管理の形を作っておくことを強くおすすめします。

一度整えてしまえば、
あとは開発そのものに集中できるようになりますよ🙂


参考文献


よくある質問(FAQ)

Q
UnityプロジェクトはどこまでGit管理すべきですか?
A

基本的には、
Assets・Packages・ProjectSettingsの3つだけをGit管理すればOKです。

これらは、

  • プロジェクトの中身そのもの
  • チーム全員で共有すべき情報

にあたります。

一方で、LibraryやTempなどの自動生成フォルダは、
Unityが再生成できるためGit管理する必要はありません。

「消えたら困るか?」「再生成できるか?」
この2点で考えると判断しやすいですよ。

Q
Libraryフォルダを共有したくなるケースはありますか?
A

結論から言うと、
基本的にはありません。

一部の検証用途や特殊な環境では、
一時的に共有したくなるケースもありますが、

  • 環境差による不具合
  • 差分の大量発生
  • 容量肥大

といったリスクが非常に高くなります。

そのため、通常の個人開発・チーム開発では、
Libraryは共有しない前提で進めるのが安全です。

Q
Git初心者でもチーム開発して大丈夫ですか?
A

はい、大丈夫です。

ただし条件があります。

「全員が同じルールを理解していること」です。

Gitの操作レベルに差があっても、

  • .gitignoreが統一されている
  • 管理対象が明確になっている
  • コミットの粒度や方針が共有されている

この状態が作れていれば、
大きなトラブルは起きにくくなります。

逆に、
ルールがないままチーム開発を始めると、
Gitに慣れている人ほどストレスを感じやすくなります。

まずは難しいことをやろうとせず、
「事故らない最低限の運用」を全員で守るところから始めてみてください。

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