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UnityUnityメモ

【Git管理】UnityプロジェクトをGitで適切に管理する方法(.gitignoreの設定も解説)

Unity

1. はじめに

Unityでゲーム開発を進めていくと、プロジェクトの管理がどんどん複雑になってきます。特に、開発を進めるうちに「前の状態に戻したい」「誰がどのファイルを編集したかわからない」「ファイルが壊れてしまった!」といった問題に直面することが多くなります。

そんなときに役立つのが Git というバージョン管理システムです。Gitを使うことで、変更履歴を管理し、過去のバージョンに戻すことができるだけでなく、チーム開発においてもスムーズに共同作業を進めることができます。

また、Unityのプロジェクトは通常多くのファイルで構成されているため、 Gitの適切な設定をしないと余計なファイルまで管理対象になってしまい、不要なデータのやり取りが発生する こともあります。これを防ぐために .gitignore ファイル を設定し、管理するべきファイルとそうでないファイルを整理することが重要です。

この記事では、UnityプロジェクトをGitで適切に管理する方法について詳しく解説します。 Gitの基本から、Unity向けの.gitignore の設定、チーム開発での活用法までをわかりやすく紹介する ので、ぜひ参考にしてください!




2. Gitの基本とUnityプロジェクトでの活用

Gitとは?基本的な概念

Git(ギット)は、ソースコードのバージョン管理を行うための分散型バージョン管理システム(DVCS: Distributed Version Control System)です。
簡単に言うと、ファイルの変更履歴を記録し、過去のバージョンに戻ったり、チームメンバーと共同で開発を進めたりできるツールです。

Gitの主な概念

  • リポジトリ(Repository)
    プロジェクトの変更履歴を管理する場所。ローカルリポジトリ(自分のPC内)とリモートリポジトリ(GitHubなどのサーバー上)の2種類がある。
  • コミット(Commit)
    変更を記録する作業。ファイルの状態をスナップショットとして保存する。
  • ブランチ(Branch)
    開発の流れを分岐させる機能。例えば、新機能を追加するために feature/新機能 というブランチを作って開発し、後で main に統合する。
  • プル(Pull)とプッシュ(Push)
    • git pull:リモートリポジトリの最新の状態を取得
    • git push:ローカルの変更をリモートリポジトリにアップロード

UnityプロジェクトにおけるGitの活用方法

Unityでの開発では、Gitを使うことで、ファイル管理やバックアップ、チーム開発がスムーズになります。具体的な活用例を見ていきましょう。

① バージョン管理で安全に開発

Unityプロジェクトを進めていると、「前の状態に戻したい!」と思うことがよくあります。
Gitを使えば、過去の変更履歴が残るので、好きなタイミングで以前の状態に戻すことが可能です。
例えば、バグが発生した場合、バージョンを遡って原因を特定しやすくなります。

② チーム開発でのファイル管理

Gitがあると、複数人で作業しても変更内容を統合しやすくなります
例えば、Aさんが「ゲームのUI」を作成し、Bさんが「プレイヤーの操作」を実装する場合、それぞれ別のブランチで作業し、あとで統合できます。
手動でファイルをやり取りする必要がなくなり、ミスを防げるのが大きなメリットです。

③ 自動バックアップとしての利用

GitHubなどのリモートリポジトリを使うと、PCが壊れてもコードをクラウドに保存できるので安心です。
例えば、PCが突然クラッシュした場合でも、GitHubにプッシュしていれば簡単に復旧できます。

④ ブランチを活用して安全に開発

「新機能を追加したいけど、いきなり main に変更を加えるのは怖い…」というときは、ブランチを作成して開発すれば、安全に試行錯誤ができます。
例えば、feature/add-new-ui のように、新しい機能ごとにブランチを作り、問題がなければ main にマージ(統合)できます。


GitHub、GitLab、Bitbucketの違いと選び方

Gitを使う場合、多くの人はGitHubを利用しますが、他にも選択肢があります。

サービス名特徴
GitHub最も有名なGitホスティングサービス。オープンソースプロジェクトやチーム開発向け。無料プランでもプライベートリポジトリを利用可能。
GitLabCI/CD(自動ビルドやテスト)機能が強力。企業や大規模開発に向いている。
BitbucketAtlassianが提供。JIRAやTrelloとの連携が便利で、企業利用が多い。

どれを選べばいい?

  • 個人開発や小規模なチームなら GitHub
  • DevOps(自動化)を活用したいなら GitLab
  • JIRAやTrelloを使う企業開発なら Bitbucket

まとめ

  • GitはUnityプロジェクトのバージョン管理に必須!履歴を残して開発を安全に進められる。
  • チーム開発にも便利!変更を統合しやすくなり、作業の衝突を防げる。
  • GitHub、GitLab、Bitbucket などのリモートリポジトリを活用しよう。

次のステップでは、実際にGitをインストールしてUnityプロジェクトをリポジトリに追加する方法を解説します!




3. UnityプロジェクトをGitで管理する手順

Gitを使ってUnityプロジェクトを管理すると、コードの変更履歴を追跡できるだけでなく、チーム開発がスムーズになります。このステップでは、Gitをインストールし、UnityプロジェクトをGitで管理するための基本的な手順を説明します。


3.1 Gitのインストールと初期設定

まずはGitをインストールしましょう。以下の手順で進めてください。

Windowsの場合

  1. Git公式サイト にアクセス
  2. 最新のインストーラーをダウンロード
  3. インストールウィザードに従ってインストール
  4. インストール後、Git Bash を開く

Macの場合

  1. ターミナルを開く
  2. 以下のコマンドを入力 shコピーする編集するbrew install git
  3. インストールが完了したら、git --version を実行して確認

Gitの基本設定

Gitをインストールしたら、まずはユーザー情報を設定します。

git config --global user.name "あなたの名前"
git config --global user.email "あなたのメールアドレス"

この設定を行うことで、誰がコミットしたのかをGitが認識できるようになります。


3.2 Unityプロジェクトをリポジトリに追加する方法

Gitのインストールが完了したら、UnityプロジェクトをGitで管理できるようにしましょう。

1. Unityプロジェクトのフォルダに移動

まず、ターミナルやGit Bashを開いて、管理したいUnityプロジェクトのフォルダに移動します。

cd /path/to/your/unity-project

/path/to/your/unity-project は、あなたのUnityプロジェクトのフォルダパスに置き換えてください)

2. Gitリポジトリを作成

リポジトリを作成するには、以下のコマンドを実行します。

git init

このコマンドを実行すると、/.git/ という隠しフォルダが作成され、Gitによるバージョン管理が可能になります。




3.3 .gitignore の設定(不要なファイルを除外)

Unityプロジェクトには、Gitで管理する必要のないファイル(キャッシュや一時ファイル)が多く含まれます。これらの不要なファイルをコミットしないようにするために、.gitignore ファイルを作成して設定します。

1. .gitignore ファイルを作成

プロジェクトのルートディレクトリ(AssetsProjectSettings がある場所)で、以下のコマンドを実行します。

touch .gitignore

または、エクスプローラー(Windows)やFinder(Mac)で手動で .gitignore を作成してもOKです。

2. .gitignore に記述する内容

以下の内容を .gitignore に追加してください。

# Unity特有の不要なファイル
Library/
Logs/
Temp/
Obj/
*.csproj
*.sln
*.userprefs

# ビルドされたゲームファイル
Builds/

# バージョン管理しないローカル設定
UserSettings/

# Unity Cloud Buildで使う設定
[Bb]uild/

この設定を適用すると、Unityが生成するキャッシュファイルや一時データがGitに追加されなくなります。

3. .gitignore を適用

もし .gitignore を追加する前に不要なファイルをGitに追加してしまった場合は、以下のコマンドを実行して適用しましょう。

git rm -r --cached .
git add .
git commit -m "Updated .gitignore settings"

3.4 リモートリポジトリ(GitHubなど)との連携

Gitでローカルのプロジェクトを管理できるようになったら、GitHubやGitLabなどのリモートリポジトリと連携しましょう。

1. GitHubにリポジトリを作成

  1. GitHub にアクセスし、アカウントを作成
  2. New Repository(新規リポジトリ) を作成
  3. リポジトリ名を入力し、Create repository をクリック

2. リモートリポジトリを追加

作成したリモートリポジトリを、ローカルのプロジェクトに関連付けます。

git remote add origin https://github.com/your-username/your-repository.git

your-usernameyour-repository は、ご自身のGitHubアカウント名とリポジトリ名に置き換えてください)

3. 初回のプッシュ

作成したリポジトリに、最初の変更をプッシュします。

git add .
git commit -m "Initial commit"
git branch -M main
git push -u origin main

これでGitHub上にUnityプロジェクトがアップロードされ、リモートで管理できるようになります。


まとめ

このステップでは、UnityプロジェクトをGitで管理するための手順を解説しました。

  • Gitをインストールし、ユーザー情報を設定する
  • git init でリポジトリを作成する
  • .gitignore を適用して不要なファイルを除外する
  • GitHubなどのリモートリポジトリと連携する

これで、Gitを活用してUnityプロジェクトの変更履歴を管理し、チーム開発にも対応できるようになります!




4. .gitignoreの設定とおすすめの内容

UnityプロジェクトをGitで管理する際に、.gitignore の設定は非常に重要です。.gitignoreを適切に設定しないと、不要なファイルまでGitに追加されてしまい、リポジトリが無駄に大きくなったり、他の開発者とファイルの競合が発生したりする原因になります。ここでは、.gitignoreの役割と、Unityプロジェクトに最適な設定について解説します。


4.1 .gitignoreとは?

.gitignore は、Gitで管理しないファイルやフォルダを指定するための設定ファイル です。このファイルに記述されたファイルやフォルダはGitの管理対象から外れ、リモートリポジトリにも反映されません。

例えば、Unityのビルド時に自動生成されるキャッシュファイルやログファイルなどを .gitignore に追加しておけば、不要なファイルがリポジトリに含まれることを防げます。


4.2 Unityプロジェクトで.gitignoreを設定する理由

Unityのプロジェクトには、Gitで管理しなくても良いファイルが多数あります。例えば、以下のようなファイルはGitで管理する必要がありません。

Gitで管理すべきではないファイル

  • ビルド時に自動生成されるファイルLibrary/Logs/Temp/ など)
  • 個人の設定ファイルUserSettings/
  • OSごとの一時ファイル(WindowsのThumbs.db、Macの.DS_Store など)
  • ローカルでのみ有効な設定ファイル*.csproj*.sln など)

これらのファイルを .gitignore に追加することで、以下のメリットがあります。

リポジトリのサイズを小さく保てる
チーム開発時の競合を減らせる
不要なファイルが含まれず、クリーンな状態を維持できる




4.3 Unityプロジェクト用の.gitignoreの基本設定

Unityプロジェクト用の .gitignore を設定する際には、公式のテンプレートを参考にすると便利です。以下は Unity公式の.gitignoreをベースにしたおすすめ設定 です。

# Unity関連の不要ファイル
Library/
Temp/
Logs/
Obj/
Build/
Builds/
UserSettings/

# Visual Studio関連(不要なプロジェクトファイル)
*.csproj
*.unityproj
*.sln
*.suo
*.tmp
*.user
*.userprefs
*.pidb
*.booproj
*.svd

# OSごとの不要ファイル
.DS_Store
Thumbs.db

これを .gitignore ファイルに記述することで、不要なファイルをGitの管理から外せます。


4.4 .gitignoreを設定する方法

.gitignore をUnityプロジェクトで使う方法はとても簡単です。

1. .gitignore ファイルを作成する

プロジェクトフォルダのルートディレクトリに .gitignore という名前のファイルを作成します。

2. .gitignore に必要な設定を記述する

作成した .gitignore ファイルを開き、上記のコードをコピー&ペーストします。

3. Gitに適用する

すでにGitで管理しているプロジェクトに .gitignore を追加する場合は、以下のコマンドを実行します。

git rm -r --cached .
git add .
git commit -m "Updated .gitignore settings"

このコマンドを実行することで、.gitignore に含めたファイルが正しく適用され、Gitの管理対象から除外されます。


4.5 .gitignore の適用後に注意すべきポイント

.gitignore を適用する際に、以下の点に注意してください。

🔹 既にGitで管理されているファイルは、自動的には除外されない
.gitignore を設定する前にGitで管理していたファイルは、そのまま残ってしまいます。不要なファイルを削除する場合は、git rm -r --cached コマンドを使いましょう。

🔹 カスタムアセットや特定のフォルダを追加する場合は慎重に
プロジェクトによっては、Library/UserSettings/ の一部を管理したいケースもあります。チーム開発の場合は、どのファイルを除外するかを事前に相談しましょう。

🔹 リポジトリをクリーンに保つために定期的にチェック
.gitignore を適切に設定しても、新しいバージョンのUnityでは新たに不要なファイルが増えることがあります。定期的に .gitignore を見直し、不要なファイルをリポジトリに含めないようにしましょう。


4.6 まとめ

  • .gitignore を設定することで 不要なファイルをGitの管理から除外 できる
  • Unityプロジェクトでは Library/Temp/ などのフォルダを除外するのが一般的
  • .gitignore の設定を適用するには git rm -r --cached . を実行する
  • 定期的に .gitignore を見直し、プロジェクトに合わせて最適化する

この .gitignore の設定を適用すれば、UnityプロジェクトをスムーズにGitで管理できるようになります!


5. 基本的なGitの操作(初心者向け)

ここでは、Gitの基本的な操作方法を初心者向けにわかりやすく解説します。UnityプロジェクトをGitで管理するために必要なコマンドと、それらの実行手順を紹介します。


5.1 Gitリポジトリを作成する

まず、Gitをインストールしていない場合は、Git公式サイトからダウンロードしてインストールしてください。

インストールが完了したら、以下の手順でUnityプロジェクトをGitで管理できるようにします。

1. Gitリポジトリを作成

Git Bash(またはターミナル、コマンドプロンプト)を開き、Unityプロジェクトのフォルダへ移動します。

cd /path/to/your/unity_project

次に、以下のコマンドを実行してGitリポジトリを作成します。

git init

これで、UnityプロジェクトがGitで管理できるようになります。


5.2 .gitignore を設定する

Unityプロジェクトでは不要なファイルをGitで管理しないように .gitignore を設定する必要があります。

プロジェクトフォルダ内に .gitignore ファイルを作成し、以下の内容を追加しましょう。

# Unityの一時ファイルやビルドファイルを除外
Library/
Logs/
Temp/
obj/
*.csproj
*.sln
*.userprefs
.DS_Store

.gitignore の設定が完了したら、次のコマンドで変更を確認できます。

git status



5.3 ファイルをステージングしてコミットする

Gitでは、変更を「ステージング(追加)」し、その後「コミット(保存)」します。

1. 変更を追加(ステージング)

以下のコマンドで、すべての変更をステージングに追加します。

git add .

または、特定のファイルだけを追加する場合は以下のようにします。

git add Assets/MyScript.cs

2. コミット(変更を保存)

次に、変更内容を「コミット」します。コミットメッセージを付けて記録します。

git commit -m "初回コミット"

5.4 リモートリポジトリ(GitHubなど)にプッシュする

ローカルで管理するだけでなく、GitHubやGitLabなどのリモートリポジトリにアップロードすると、他のPCやチームメンバーと共有できます。

1. GitHubリポジトリを作成

GitHubのサイトで新しいリポジトリを作成し、リポジトリのURLをコピーします。

2. リモートリポジトリを登録

以下のコマンドでリモートリポジトリを追加します。(your-repository-url はGitHubのリポジトリURLに置き換えてください。)

git remote add origin https://github.com/your-username/your-repository.git

3. プッシュ(リモートにアップロード)

以下のコマンドで、ローカルの変更をGitHubに送信します。

git push -u origin main

main ブランチが存在しない場合は、master ブランチに変更するか、git branch -M main でブランチ名を統一してください。


5.5 リモートの変更を取得(Pull)

他のPCやチームメンバーがリモートリポジトリを更新した場合、自分の環境も最新の状態にする必要があります。そのために、git pull を実行します。

git pull origin main

これにより、リモートリポジトリの変更がローカルに適用されます。


まとめ

  • git init でリポジトリを作成
  • .gitignore を設定して不要なファイルを除外
  • git add . で変更を追加
  • git commit -m "メッセージ" で変更を記録
  • git push origin main でリモートにアップロード
  • git pull origin main で最新の状態を取得

これで、UnityプロジェクトをGitで管理する基本的な操作ができるようになります。次のステップでは、ブランチ管理やチーム開発の方法について解説します!




6. ブランチ管理とチーム開発のコツ

Unityプロジェクトをチームで開発する場合、ブランチ管理をしっかり行うことで、作業の分担がスムーズになり、トラブルを減らせます。ここでは、ブランチの基本的な使い方や、チーム開発に役立つGitの運用ルールを紹介します。


6-1. ブランチとは?

Gitにおける「ブランチ」とは、コードの分岐を作る仕組みのことです。ブランチを使うことで、以下のようなメリットがあります。

並行して作業できる
 → Aさんがプレイヤーの動作を修正しながら、Bさんがエフェクトを追加する、という作業が可能。

メインのコードを壊さない
 → 直接 main ブランチを編集せず、新機能を別ブランチで試せる。

安全に変更を統合できる
 → 確認が終わったら、変更を main に統合(マージ)できる。


6-2. 基本のブランチ運用ルール

おすすめのブランチ運用ルールとして、以下のような構成を採用すると管理しやすくなります。

🟢 main(または master)ブランチ
 → 安定版のコード を管理するブランチ。本番環境にリリースするコードがここに置かれる。

🟡 develop ブランチ
 → 開発のメインブランチ。新機能を開発するブランチは、ここから派生させる。

🔵 feature/〇〇(機能開発用ブランチ)
 → 新機能や修正のためのブランチ。作業が終わったら develop に統合する。
 (例)feature/add-enemy-ai(敵のAIを追加するブランチ)

🟠 hotfix/〇〇(バグ修正用ブランチ)
 → 本番で見つかったバグを緊急で修正するブランチmain から分岐して修正後に統合。


6-3. ブランチを作成・切り替える

実際にブランチを作って切り替える方法を見てみましょう。

① 新しいブランチを作成

まず、現在のブランチを確認します。

git branch

次に、新しいブランチを作成します。

git checkout -b feature/add-enemy-ai

このコマンドで、feature/add-enemy-ai というブランチが作成され、同時にそのブランチに切り替わります。

② 作業を進めてコミット

作業が終わったら、変更をコミットします。

git add .
git commit -m "敵のAIを追加"

develop に統合(マージ)

作業が完了したら、develop ブランチに統合(マージ)します。

git checkout develop  # developブランチに切り替え
git merge feature/add-enemy-ai

その後、不要になった feature/add-enemy-ai を削除します。

git branch -d feature/add-enemy-ai



6-4. git merge と git rebase の違い

Gitにはブランチを統合する方法として、merge(マージ)rebase(リベース) があります。それぞれの違いを理解して使い分けましょう。

方式特徴使う場面
git mergeコミット履歴が分岐して残るチーム開発で履歴を保持したいとき
git rebaseコミット履歴が直線的に整理される個人作業で綺麗な履歴にしたいとき

6-5. コンフリクトが発生した場合の対処法

複数人で開発していると、コンフリクト(競合) が発生することがあります。コンフリクトとは、同じファイルの同じ部分を別々に編集した場合に起こる問題 です。

コンフリクトが発生したときの流れ

  1. git pull origin develop で最新の develop を取得。
  2. git merge feature/〇〇 を実行。
  3. 「conflict detected!」のメッセージが表示される。
  4. git status でコンフリクトが起こったファイルを確認。
  5. 手動でコードを修正し、正しい内容にする。
  6. git add . で変更を追加。
  7. git commit -m "コンフリクトを解消" で確定。

6-6. GitHubでプルリクエストを活用

チーム開発では、プルリクエスト(Pull Request, PR) を活用すると、変更のレビューがしやすくなります。

プルリクエストの流れ

  1. feature/〇〇 ブランチで作業。
  2. git push origin feature/〇〇 でリモートにプッシュ。
  3. GitHubで develop ブランチに向けたプルリクエストを作成。
  4. チームメンバーがレビュー&修正依頼。
  5. 問題がなければ develop にマージ。

6-7. まとめ

  • Gitのブランチを適切に管理すると、チーム開発がスムーズになる。
  • maindevelopfeature/〇〇 の3つのブランチを基本に運用。
  • git merge は履歴を残し、git rebase は履歴を整理する。
  • コンフリクトが発生したら、手動で修正してコミット。
  • GitHubのプルリクエストを活用すると、チームで安全に開発できる。

Gitのブランチを上手く使うことで、Unityのプロジェクト管理が劇的に楽になります。適切な運用ルールを取り入れて、チーム開発の効率をアップさせましょう! 🚀




7. トラブルシューティング

Gitを使っていると、時々問題が発生することがあります。特に、Unityプロジェクトを管理する場合、ファイルの競合や .gitignore の設定ミスなどが起こりがちです。ここでは、よくあるトラブルとその解決方法を紹介します。


.gitignore が適用されない

問題: .gitignore を設定したのに、無視するはずのファイルがGitに追加されてしまう。

原因:

  • .gitignore の記述ミス(パスの間違いやスペルミス)
  • すでにGitで管理されているファイルは .gitignore を追加しても無視されない

解決策:

  1. .gitignore の記述が正しいか確認する
    • Unityの .gitignore の基本形を確認し、必要なファイルが除外されているかチェック
  2. すでに追跡されているファイルをGitの管理対象から外す bashコピーする編集するgit rm -r --cached . git add . git commit -m "Update .gitignore"
    • --cached を使うことで、リポジトリの追跡から外せる
    • その後、 .gitignore に記載されたファイルは無視される

fatal: not a git repository エラー

問題: ターミナルやコマンドプロンプトでGitのコマンドを実行すると、以下のようなエラーが出る。

fatal: not a git repository (or any of the parent directories): .git

原因:

  • 現在のディレクトリがGitリポジトリ内ではない
  • .git フォルダが削除された

解決策:

  1. 正しいディレクトリに移動する bashコピーする編集するcd /path/to/your/project
    • cd コマンドでGitリポジトリがある場所に移動する
  2. Gitリポジトリが存在するか確認する bashコピーする編集するls -a
    • .git フォルダが存在していればGitリポジトリ
  3. もし .git がない場合は再度Gitを初期化する bashコピーする編集するgit init git remote add origin <リモートリポジトリのURL>
    • ただし、誤って .git を削除した場合、履歴は失われるため注意



③ マージコンフリクト(Merge Conflict)が発生

問題: git pullgit merge を実行すると、以下のようなメッセージが出てマージができない。

CONFLICT (content): Merge conflict in Assets/Scripts/Player.cs
Automatic merge failed; fix conflicts and then commit the result.

原因:

  • 同じファイルの同じ部分が複数のブランチで変更された
  • 手動で解決しないとGitがどの変更を採用するかわからない

解決策:

  1. コンフリクトが発生したファイルを開く
    • 例えば、Assets/Scripts/Player.cs を開くと、以下のような記述がある:
    csharpコピーする編集する<<<<<<< HEAD // こちらが現在のブランチの変更 ======= // こちらがマージしようとしているブランチの変更 >>>>>>> feature/new-system
    • <<<<<<<>>>>>>> で囲まれた部分を手動で修正する
  2. 修正後にファイルをステージングし、コミット bashコピーする編集するgit add Assets/Scripts/Player.cs git commit -m "コンフリクトを解決"
  3. リモートリポジトリを更新 bashコピーする編集するgit push origin main

git reset で変更を取り消す方法

問題: 誤って不要なコミットや変更をしてしまった。

解決策:

状況コマンド説明
変更を取り消したい(未コミット)git checkout -- <ファイル名>変更を元に戻す
ステージングしたファイルを取り消すgit reset HEAD <ファイル名>git add したファイルを取り消す
最後のコミットを取り消す(履歴は保持)git revert HEAD最新のコミットを取り消す(安全)
最後のコミットを完全に削除するgit reset --hard HEAD~1直前のコミットを削除(注意)

まとめ

  • .gitignore の適用には git rm -r --cached . を実行する
  • fatal: not a git repository が出たら、リポジトリの場所を確認
  • Merge Conflict が発生したら手動で修正し、コミットする
  • git resetgit revert を活用して変更を元に戻せる

Gitを正しく運用することで、Unityプロジェクトの管理がスムーズになります。トラブルが発生しても焦らず、冷静に対処していきましょう!




8. まとめ

UnityプロジェクトをGitで管理することで、開発の効率が大幅に向上し、コードの変更履歴を安全に記録できます。特に、複数人でのチーム開発では、Gitを正しく使うことで作業の重複やデータの損失を防ぎ、スムーズな開発フローを実現できます。

また、.gitignore の適切な設定を行うことで、不要なファイルをリポジトリに含めずに済み、プロジェクトの管理がしやすくなる というメリットがあります。Unityでは Library/Temp/ フォルダなどを除外するのが一般的です。これらの設定をしないと、不要なファイルが大量にアップロードされ、リポジトリのサイズが肥大化してしまうため注意が必要です。

Gitの基本操作(add, commit, push, pull など)を習得し、ブランチを活用した開発フロー を取り入れることで、よりスムーズな開発が可能になります。特に、main ブランチを安定版として管理し、機能ごとに feature/ ブランチを作成するワークフローを導入すれば、大規模なプロジェクトでも効率的に開発が進められます。

また、Gitを使っていると コンフリクト(競合)やエラーが発生することがありますが、基本的なトラブルシューティング方法を知っておく ことで、落ち着いて対応できるようになります。git resetgit merge の使い方を理解し、必要な場合に備えておきましょう。

最後に、Gitは一度導入すれば終わりではなく、継続的に活用していくことでその効果を最大限に発揮できます。 最初は難しく感じるかもしれませんが、基本的なコマンドを覚え、日々の開発で少しずつ使っていくことで自然と身についていきます。

この記事で紹介した手順を実践し、Gitを活用した効率的なUnityプロジェクト管理を実現していきましょう!


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よくある質問(FAQ)

Q
.gitignore の変更は後から適用できますか?
A

はい、可能です。ただし、すでにGitにコミットされたファイルは .gitignore に追加しても無視されません。適用するには以下の手順が必要です。

  1. .gitignore に不要なファイルやフォルダを追加する
  2. キャッシュをクリアするために以下のコマンドを実行git rm -r --cached .
  3. 再度、変更をステージングgit add .
  4. コミットして適用git commit -m "Update .gitignore"
  5. 必要に応じてリモートリポジトリへプッシュ git push origin main
Q
Gitを使わないとUnityプロジェクトで問題が発生しますか?
A

Gitを使わなくてもUnityプロジェクトは開発できますが、以下のようなリスクがあります。

  • データ消失のリスク
    誤ってファイルを削除した場合、復元できない可能性が高いです。
  • バージョン管理ができない
    どの変更がいつ行われたのかを管理できず、バグ修正や機能追加が困難になります。
  • チーム開発が難しい
    メンバー間でのファイル共有が大変になり、作業の重複や競合が発生しやすくなります。

Gitを使うことで、安全にバージョン管理ができ、万が一の時にも安心です。

Q
GitとGitHubの違いは何ですか?
A

Gitはローカルでソースコードを管理する「分散型バージョン管理システム」です。一方、GitHubはGitのリモートリポジトリをオンラインで管理できる「クラウドサービス」です。Git自体はローカル環境で完結しますが、GitHubを使うことでチーム開発がしやすくなり、コードのバックアップや共同作業がスムーズに行えます。

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