Unityで3Dゲームを作っていると、ほぼ確実にぶつかるのが「地形制作、思った以上に大変問題」です。
最初はUnity標準のTerrain機能で頑張ってみたものの、
- 手作業が多くて時間が溶ける
- どうしても見た目がチープになる
- マップが広くなると管理もパフォーマンスも不安
こんな壁にぶつかった人、かなり多いと思います。
そこで選択肢に入ってくるのが、地形制作を一気に楽にしてくれる有料のTerrainアセットです。
ただし、Unityの地形アセットは種類も価格帯も幅広く、
「有名だから」「セールだから」という理由で買ってしまうと、
自分の作りたいゲームと合わずに後悔するケースも少なくありません。
この記事では、
- リアル系・ファンタジー系・オープンワールド向け
- 自動生成が得意なもの
- 見た目重視・レベルデザイン特化のもの
といった用途別の視点で、Unityの地形制作に本当におすすめできるアセットを10個厳選して紹介します。
「地形をどう作るか」ではなく、
「自分はどのアセットを買えば失敗しないか」がすぐ分かる構成にしているので、
- Terrain標準機能に限界を感じている人
- 作業時間を短縮したい人
- オープンワールドや広いマップに挑戦したい人
は、ぜひ参考にしてみてください。
それではまず、結論から用途別おすすめアセットを紹介していきます。
- 先に結論:用途別おすすめ地形アセット
- Unity地形アセットの選び方|比較で見るべきポイント
- 地形アセット10選を横並び比較
- 各アセットの特徴・向いている人・注意点
- Gaia Pro VS|リアル系オープンワールドの定番
- World Building Bundle|環境構築を一気に揃えたい人向け
- Nature Renderer 6 Pro|草木の表現と最適化を強化
- MicroVerse Core Collection|非破壊で試行錯誤できる地形生成
- R.A.M 3|川・水路を自動生成したいなら
- L.V.E – Lava Volcano Environment|溶岩・火山特化
- MicroSplat Ultimate Bundle|Terrainの見た目を一段引き上げる
- GENA Pro|道路・集落を含めたレベルデザイン
- TerraLand 4|実在地形・超巨大ワールド向け
- VoxelTown|ボクセル風ワールドを作りたい人向け
- よくある失敗と注意点|Terrainアセット購入前チェック
- まとめ|用途別おすすめと迷ったときの最終判断
先に結論:用途別おすすめ地形アセット
まずは結論からです。 Unityの地形アセットは「全部入りで最強な1本」を探すより、自分の作りたいゲームに合うタイプを選ぶのが失敗しないコツです。
ここでは用途別に「まず検討すべき代表アセット」を紹介します。
リアル系・オープンワールド向け
Gaia Pro VS は、リアルな地形を高速に自動生成しつつ、 木・草・水・地形テクスチャまで一括で管理できる、定番中の定番アセットです。
- ノイズベース+ルールベースの地形生成
- 大規模マップを前提とした設計
- リアル系RPG・サバイバル・OWゲームと相性◎
「とにかくリアルで広いマップを作りたい」なら、最初の候補になります。
実在地形・超巨大マップ向け
TerraLand 4 は、実際の地形データをベースに、 とにかく広大なワールドを扱いたい人向けのアセットです。
- 実在地形データ対応
- ストリーミング前提の巨大シーン構成
- シミュレーション・リアル志向プロジェクト向け
オープンワールドの「スケール感」を最優先するなら強力ですが、 個人開発ではオーバースペックになることもあります。
地形マテリアル・見た目重視
MicroSplat Ultimate Bundle は、 Terrainの「見た目」を一気に引き上げたい人向けのマテリアル特化アセットです。
- 高品質なTerrainシェーダー
- スロープ・高度・距離に応じた表現
- 既存Terrainのビジュアル改善に最適
地形の形状は作れているけど、 質感がどうしてもチープに見える人に刺さります。
自動生成・高速プロトタイピング向け
MicroVerse Core Collection は、 複数のツールを組み合わせて非破壊で地形を生成・調整できるのが特徴です。
- ノード・スタンプベースの生成
- 後から調整しやすいワークフロー
- 試作〜量産まで幅広く対応
「まず形を作って、後から詰めたい」タイプの人に向いています。
川・道路・集落などレベルデザイン特化
GENA Pro は、地形そのものよりも、 地形の上に「人が使う構造」を配置するのが得意なアセットです。
- 道路・川・村・街の配置
- レベルデザインとの相性が良い
- オープンワールドRPG向け
「地形はある程度作れるけど、マップがスカスカになる」人におすすめです。

ここまでで、「自分はどのタイプか」がある程度見えてきたと思います。
次は、これらのアセットをどういう基準で比較すれば失敗しないかを、 選び方のポイントとして整理していきます。
Unity地形アセットの選び方|比較で見るべきポイント
用途別おすすめを見て、「なんとなく良さそうなアセット」は見えてきたと思います。 ただ、ここで雰囲気だけで決めてしまうと、あとから後悔しがちです。
そこでこのセクションでは、Unityの地形アセットを比較するときに 最低限チェックしておきたい判断軸を整理します。
① Terrain拡張型か、ワールド生成特化型か
地形アセットは大きく分けて、次の2タイプがあります。
- Terrain拡張型:既存Terrainを強化(例:MicroSplat、Nature Renderer)
- ワールド生成特化型:地形そのものを自動生成(例:Gaia、MicroVerse)
すでにTerrainをある程度作っているなら拡張型、 ゼロから世界を作るなら生成型、という選び方が基本です。
② 自動生成の自由度と「やり直しやすさ」
自動生成系アセットで意外と重要なのが、 あとから修正できるかどうかです。
- 非破壊ワークフロー(後から調整しやすい)
- 再生成が前提(試行錯誤向け)
プロトタイプ段階なら「やり直しやすさ」はかなり重要になります。
③ 拡張性・他アセットとの連携
地形単体で完結することはほぼありません。
- 木・草・岩などの自然アセット
- 建物・道路・集落
- 水・天候・ライティング
これらと無理なく組み合わせられるかも重要なポイントです。
④ 学習コストは自分のスキルに合っているか
高機能なアセットほど、設定項目も多くなります。
- 初心者:設定がシンプル・プリセットが豊富
- 中級者以上:細かく制御できる拡張性
「使いこなせなかった」が一番もったいない失敗です。
⑤ 大規模マップ・パフォーマンスへの影響
オープンワールドや広いマップでは、 見た目よりもパフォーマンス設計が重要になります。
- ストリーミング対応
- LODや描画負荷への配慮
- モバイル/PCどちら向けか
この点を軽視すると、「動くけど重い地形」になりがちです。

これらの視点を持っておくと、 次に見る横並びの比較表が一気に分かりやすくなります。
次は、今回紹介する地形アセット10選を一覧で比較していきましょう。
地形アセット10選を横並び比較
ここからは、今回紹介するUnity地形アセット10選を、 選び方で解説したポイントをもとに横並びで比較します。
「名前は聞いたことあるけど、違いが分からない」という人は、 まずこの表をざっと見て、気になるものを2〜3個に絞るのがおすすめです。
| アセット名 | 何ができるか | 得意ジャンル | 導入難易度 | OW適性 | 拡張性 | 注意点 | 商品リンク |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Gaia Pro VS | 地形・木・草・水を含むワールド自動生成 | リアル系・OW | 中 | ◎ | 高 | 設定項目が多い | ✅アセットストアでチェックする |
| World Building Bundle | Gaiaを中心とした統合環境構築セット | 総合ワールド構築 | 中〜高 | ◎ | 高 | 価格が高め | ✅アセットストアでチェックする |
| Nature Renderer 6 Pro | 草木の描画最適化・見た目強化 | 自然表現 | 中 | ◯ | 中 | 地形生成機能はなし | ✅アセットストアでチェックする |
| MicroVerse | 非破壊スタンプによる地形生成 | 自動生成 | 中 | ◯ | 中 | 理解に少し慣れが必要 | ✅アセットストアでチェックする |
| R.A.M 3 | 川・水路の自動生成 | 水表現 | 低〜中 | ◯ | 中 | 用途が限定的 | ✅アセットストアでチェックする |
| L.V.E Lava | 溶岩・火山環境の構築 | 特殊環境 | 低 | △ | 低 | ジャンル特化 | ✅アセットストアでチェックする |
| MicroSplat | 高品質Terrainマテリアル | 見た目強化 | 中 | ◯ | 高 | 設定項目が多い | ✅アセットストアでチェックする |
| GENA Pro | 道路・村・集落の配置 | レベルデザイン | 中 | ◯ | 中 | 地形生成は別途必要 | ✅アセットストアでチェックする |
| TerraLand 4 | 実在地形・超巨大マップ | リアル地形 | 高 | ◎ | 高 | 個人開発では重い | ✅アセットストアでチェックする |
| VoxelTown | ボクセル風ワールド生成 | スタイライズ | 低 | △ | 低 | 表現が限定的 | ✅アセットストアでチェックする |

次は、これらのアセットを1つずつ詳しく解説していきます。 「自分のプロジェクトでどう使うか」をイメージしながら見ていきましょう。
各アセットの特徴・向いている人・注意点
Gaia Pro VS|リアル系オープンワールドの定番
Gaia Pro VS は、Unityの地形アセットの中でも特に知名度が高く、 リアル系オープンワールド制作では「まず名前が挙がる」存在です。
地形の自動生成だけでなく、
- 木・草・岩などの自然配置
- 水・川・湖の生成
- バイオームベースのワールド構築
までを一つの流れでまとめて管理できるのが最大の強みです。
向いている人
- リアル系RPG・サバイバルゲームを作りたい
- 広いマップを短時間で用意したい
- ある程度Unityに慣れている中級者以上
注意点
- 設定項目が多く、最初は圧倒されやすい
- 軽量化・最適化は自分で意識する必要あり
「地形制作に本腰を入れたい」「将来的にスケールするゲームを作りたい」なら、 投資価値の高いアセットです。
World Building Bundle|環境構築を一気に揃えたい人向け
World Building Bundle は、Gaia Pro VSを中心に、 自然表現や環境構築に必要な要素をまとめて導入できるバンドルです。
個別にアセットを買い足す手間が減るため、
- 環境構築を一気に完成させたい
- アセット選定に時間をかけたくない
という人には向いています。
向いている人
- 本格的な3Dワールドを作りたい
- 複数アセットの組み合わせに悩みたくない
注意点
- 価格が高め
- すべての機能を使い切れない可能性あり
「最初からフル装備で環境構築したい」人向けの選択肢です。
Nature Renderer 6 Pro|草木の表現と最適化を強化
Nature Renderer 6 Pro は、地形を作るというより、 自然オブジェクトの描画品質とパフォーマンスを底上げするアセットです。
- 草・木の描画最適化
- 密集した自然表現でも比較的軽い
- 他の地形生成アセットと併用しやすい
向いている人
- 自然表現が重くて困っている
- 既存Terrainの見た目を改善したい
注意点
- 地形そのものは生成できない
GaiaやMicroVerseと組み合わせて使うタイプのアセットです。
MicroVerse Core Collection|非破壊で試行錯誤できる地形生成
MicroVerse Core Collection は、 スタンプやルールを重ねていくことで、非破壊で地形を生成・調整できるのが最大の特徴です。
- スタンプベースの地形生成
- 後から何度でもやり直せるワークフロー
- 試作〜本制作まで使い回しやすい
向いている人
- まず形を作って、後から調整したい
- プロトタイプを高速に回したい
注意点
- 独自概念に慣れるまで少し時間がかかる
「一発生成が怖い」「地形を壊さずに育てたい」人に向いています。
R.A.M 3|川・水路を自動生成したいなら
R.A.M 3 は、Terrain上に川や水路を自動で作成できる特化型アセットです。
- 川の流れを自動生成
- 地形の掘り下げとマテリアル設定を同時に処理
向いている人
- 自然な川を短時間で作りたい
- 既存の地形生成アセットと組み合わせたい
注意点
- 地形全体の生成はできない
「川だけ毎回つらい」という人には、かなりの時短になります。
L.V.E – Lava Volcano Environment|溶岩・火山特化
L.V.E – Lava Volcano Environment は、 溶岩や火山地帯といった特殊環境に特化した環境アセットです。
向いている人
- 火山・溶岩ステージを作りたい
- ファンタジーやボスエリア向け
注意点
- 汎用的な地形制作には不向き
ピンポイント用途ですが、ハマると唯一無二の表現ができます。
MicroSplat Ultimate Bundle|Terrainの見た目を一段引き上げる
MicroSplat Ultimate Bundle は、 Terrainの質感・表現力を徹底的に強化するマテリアル特化アセットです。
- スロープ・高度・距離ベースの表現
- リアル系に非常に強い
向いている人
- 形はできているが、見た目に不満がある
注意点
- 設定項目が多く、慣れが必要
「最後のクオリティアップ」に使うアセットです。
GENA Pro|道路・集落を含めたレベルデザイン
GENA Pro は、地形の上に道路・村・街といった構造物を配置するのが得意なアセットです。
向いている人
- オープンワールドRPG
- マップがスカスカに感じる人
注意点
- 地形生成自体は別アセットが必要
GaiaやMicroVerseとの併用で真価を発揮します。
TerraLand 4|実在地形・超巨大ワールド向け
TerraLand 4 は、実在の地形データを使った 超巨大マップ構築に特化しています。
向いている人
- リアル志向・シミュレーション系
注意点
- 学習コスト・負荷ともに高め
VoxelTown|ボクセル風ワールドを作りたい人向け
VoxelTown は、ボクセル調のスタイライズド地形を作れるアセットです。
向いている人
- マイクラ風・カジュアル系
注意点
- リアル系には不向き
よくある失敗と注意点|Terrainアセット購入前チェック
地形アセットは価格も機能も幅広いため、 「良さそうだから」で選ぶと後悔しやすいポイントがあります。
ここでは、実際によくある失敗と、その回避方法を整理します。
Unityバージョン・URP/HDRP対応を確認していない
意外と多いのが、
- Unityのバージョンが合わない
- URP/HDRPに完全対応していない
といった環境依存のトラブルです。
特にTerrain系は、
- シェーダー依存
- レンダーパイプライン依存
が強いため、購入前にAsset Storeの対応表記は必ず確認しましょう。
オープンワールド想定なのに、パフォーマンスを考えていない
地形が広くなるほど、
- 描画負荷
- メモリ使用量
- ロード時間
が一気に問題になります。
「動くけど重い」「開発中はいいけど実機でつらい」 というケースは非常に多いです。
オープンワールドを作るなら、
- ストリーミング対応
- LOD設計
- 分割ロード前提
のアセットかどうかを意識しましょう。
「全部入り」を買ったのに、使いこなせない
高機能な地形アセットほど、
- 設定項目が多い
- 概念理解が必要
という傾向があります。
結果として、
- 初期設定のまま使っている
- 本来の強みを活かせていない
というのは、かなりもったいない状態です。
「今の自分のスキルで使い切れるか?」 を一度立ち止まって考えるのも大切です。
地形だけ作って、マップがスカスカになる
地形は作れたけど、
- 目印がない
- 移動が単調
- ゲーム性が弱い
という状態になりがちです。
この場合は、
- 道路
- 集落
- ランドマーク
まで考慮できるアセット(GENA Proなど)を 併用する発想が重要になります。
まとめ|用途別おすすめと迷ったときの最終判断
Unityの地形アセットは、「どれが一番すごいか」よりも 「自分のゲームに合っているか」で選ぶのが一番大切です。
最後に、今回紹介した内容を用途別に整理します。
とにかくリアルで広い世界を作りたい
- リアル系RPG・サバイバル
- オープンワールド前提
この場合は Gaia Pro VS が最有力候補です。 地形生成から自然配置まで一通り揃っており、将来的な拡張にも耐えやすいです。
まずは形を作って、後から調整したい
- プロトタイピング重視
- 試行錯誤を繰り返したい
このタイプなら MicroVerse Core Collection が向いています。 非破壊ワークフローなので、失敗を恐れず地形を育てていけます。
見た目のクオリティを一段上げたい
- 地形の形はできている
- 質感が物足りない
MicroSplat Ultimate Bundle や Nature Renderer 6 Pro を併用すると、 「一気にプロっぽい見た目」になります。
迷ったらこの考え方でOK
- 地形をどう作るか → Gaia / MicroVerse
- 地形をどう見せるか → MicroSplat / Nature Renderer
- 地形をどう使わせるか → GENA Pro
この役割分担で考えると、 「何を買えばいいか」がかなり整理しやすくなります。
高額なTerrainアセットほど、 自分の目的がハッキリしているほど満足度が高くなるものです。
ぜひこの記事を参考に、 「買って後悔しない地形アセット」を選んでみてください。









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