「UnityでRPGを作ってみたいけど、便利なアセットが多すぎてどれを選べばいいかわからない」——そんな風に感じていませんか?
アセットストアを検索すると、制作ツールから機能追加系のアセットまでずらりと並んでいて、どれが自分の作りたいゲームに合うのか、正直迷ってしまいますよね。
この記事では、Unity RPGアセット紹介と、RPGの土台となる制作ツールから、あると助かるシステム系アセット、世界観を仕上げる演出アセットまで、目的別に整理して紹介していきます。自分の状況に当てはめながら読み進めてもらえたらうれしいです。
Unity RPGアセット、まず何を基準に選ぶ?
アセット選びで失敗しやすいのは、いきなり人気ランキングや単体の機能だけを見て決めてしまうケースです。まずは自分の状況を整理してから探すほうが、遠回りせずにすみます。
基準はシンプルで、「作りたいRPGのジャンル」と「プログラミングにどれくらい慣れているか」の2つだけです。この組み合わせによって、向いているツールのタイプがかなり変わってきます。
まずは、自分がどちらに近いか、次のチェックリストで確認してみてください。
作りたいジャンルの傾向
- ✅ 王道の2D RPG(ドラクエ・FF系のような見た目・進行)を作りたい
- ✅ ファイアーエムブレムのようなタクティクス・SRPG系を作りたい
- ✅ ダンジョン探索や見下ろし視点のアクションRPGを作りたい
- ✅ ジャンルを固定せず、自由度重視でゼロから組みたい
プログラミング経験の傾向
- ✅ コードはほとんど書いたことがない、書きたくない
- ✅ 簡単なC#スクリプトなら読み書きできる
- ✅ ある程度自由にコードで作り込める
この2つの答えの組み合わせが、次の見出しで紹介する「土台となる制作ツール」選びの判断材料になります。そのあとで、土台だけでは足りない機能を補うアセットや、世界観を仕上げる演出アセットも順番に紹介していくので、必要なところだけ拾い読みしてもらっても大丈夫です。
作りたいRPGのジャンルによって、相性のいい制作ツールはかなり変わってきます。ここでは代表的な4つのジャンルに分けて、それぞれのベースツールを紹介していきます。

先に全体像をつかんでおきたい人向けに、ジャンルとスキルレベルの組み合わせを一覧にまとめました。
| ツール名 | 向いているジャンル | 必要なスキルレベル |
|---|---|---|
| RPG Maker Unite | 王道の2D RPG | コード知識不要 |
| 2D RPG Kit | 王道の2D RPG | C#の基礎知識があると安心 |
| Tactics Toolkit | タクティクス・SRPG | C#の基礎知識があると安心 |
| Isometric Tactics System | タクティクス・SRPG | C#の基礎知識があると安心 |
| Ariadne – 3D Dungeon Maker | ダンジョン探索・見下ろし型 | C#の基礎知識があると安心 |
| TopDown Engine | ダンジョン探索・見下ろし型 | ある程度自由にコードを書ける |
| Game Creator 2 | ジャンルを問わず自由に組みたい | コード知識不要〜軽めのコード |
| RPG Editor: ORK Framework 3 | ジャンルを問わず自由に組みたい | ある程度自由にコードを書ける |
王道の2D RPGを作りたい人へ
ドラクエやファイナルファンタジーのような、昔ながらの2D RPGを作りたいなら、RPG Maker Uniteが最有力候補です。RPG Makerシリーズの最新作で、コードを書かずにUnity上でRPGを組み立てられるのが最大の特徴です。
ただし、ここで一つ誤解しやすいポイントがあります。「ノーコードツール=何でも自由に作れる」というわけではありません。あらかじめ用意された機能の範囲内で組み立てていくイメージに近いので、独自ルールの戦闘システムなど、かなり凝った仕様を入れたい場合は物足りなさを感じることもあります。
逆に、ある程度コードを読み書きできて、テンプレートをベースに自分なりの調整を加えたい人には、2D RPG Kitが向いています。2D RPGに必要な要素が一式そろったテンプレートなので、ゼロから作るよりも早く形にできますが、テンプレートの構造に沿って進めることになるので、独自性を出すには多少の実装力が必要です。
テンプレートだけでは物足りなくなってきたときは、実際の実装手順を追いながら仕組みを理解しておくと、後々のカスタマイズがしやすくなります。
RPG MAKER UNITE
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2D RPG Kit
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タクティクス・SRPGを作りたい人へ
ファイアーエムブレムのような、マス目の上でキャラクターを動かして戦う「タクティクスRPG」を作りたい場合は、Tactics ToolkitとIsometric Tactics Systemが候補になります。
この2つは対応するジャンルがかなり近く、機能が重なっている部分もあります。両方をあわせて導入するというより、視点や操作感の好みでどちらか一方を選ぶという考え方で問題ありません。
Tactics Toolkitは、タクティクスRPGに必要な移動範囲の表示や行動順といった基本システムをひとまとめにしたパッケージです。一方のIsometric Tactics Systemは、名前の通りアイソメトリック(斜め見下ろし)視点に特化していて、見た目の雰囲気を重視したい人に向いています。どちらも通常のRPGに使うには機能過多になりやすいので、あくまで「マス目移動の駆け引き」を軸にしたゲームを作りたい場合の選択肢と考えておくといいでしょう。
Tactics Toolkit
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Isometric Tactics System
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ダンジョン探索・見下ろし型アクションを作りたい人へ
ローグライクのような自動生成ダンジョンを探索するタイプのRPGを考えているなら、Ariadne – 3D Dungeon Makerが便利です。ダンジョンの自動生成に特化したツールなので、部屋や通路の配置作業をかなり省略できます。ただし戦闘やUIといった部分は別途用意する必要があるので、ダンジョン生成専門のパーツという位置づけで考えておくと使いやすいです。
見下ろし視点でキャラクターを操作するアクション寄りのRPGを作りたい場合は、TopDown Engineも選択肢に入ります。トップダウン視点のアクション全般に対応した汎用フレームワークで、インベントリ機能もあらかじめ組み込まれています。ただしRPG専用ではないため、経験値やスキルといったRPGらしい要素は自分で追加していく前提になります。
Ariadne – 3D Dungeon Maker
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TopDown Engine
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ジャンルを問わず自由に組みたい人へ
特定のジャンルに絞らず、自分だけのオリジナルシステムを組み立てたい人には、Game Creator 2とRPG Editor: ORK Framework 3が候補になります。
Game Creator 2は、RPGに限らず幅広いジャンルに対応した、ノーコード寄りの汎用フレームワークです。ビジュアルな操作でロジックを組み立てられるので、コードに苦手意識がある人でも扱いやすい設計になっています。
一方のORK Frameworkは、ステータス管理・戦闘・スキルといったRPGに必要な要素をほぼ網羅した、老舗の高機能フレームワークです。ここで押さえておきたいのが、「フレームワークを導入すれば学習は不要」という誤解です。ORK Frameworkは自由度が高い分、設定項目も多く、使いこなすまでにはある程度の学習期間が必要になります。自由度を優先するか、扱いやすさを優先するかで、この2つの選択が分かれてきます。
Game Creator 2
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RPG Editor: ORK Framework 3
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土台だけでは足りない機能を補うシステムアセット
前の見出しで紹介したツールは、あくまでRPGの土台部分です。実際に作り進めていくと、会話・セーブ・アイテム管理など「土台には含まれていない機能」が必要になる場面が出てきます。ここでは、その代表的な機能ごとにおすすめのアセットを紹介していきます。
すべてを一度に導入する必要はありません。自分が今作っているRPGに、どの機能が足りていないかを確認しながら読んでもらえたらと思います。
会話・クエスト管理を強化したいなら
ストーリー重視のRPGを作っていると、会話の分岐やクエストの進行管理がだんだん複雑になってきますよね。そんなときに役立つのがDialogue System for Unityです。会話の分岐やクエストの管理を専用のエディタ上でまとめて設計できるアセットで、長年多くの開発者に使われてきた定番のひとつです。
ただし、このアセット単体で戦闘やインベントリまで管理できるわけではありません。あくまで「会話とクエストの進行」に特化した機能なので、他の要素は別のアセットや自作スクリプトで補う前提で考えておくとよいでしょう。
Dialogue System for Unity
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セーブ・ロードを安全に実装したいなら
セーブ機能は地味に見えて、実は事故が起きやすい部分です。保存のタイミングやデータ形式を自己流で組んでしまうと、あるバージョンで保存したデータが別のバージョンで読み込めなくなる、といったトラブルにつながることがあります。
Easy Saveは、こうしたセーブ・ロードの実装をシンプルにまとめてくれるシリアライザです。複雑なデータ構造でも比較的簡単に保存・読み込みができるようになりますが、便利さに頼りきってしまうと、セーブ設計そのものへの理解が浅いまま進めてしまい、後からデータ構造を変えたときに困る、というケースもあります。導入する際は、最低限の保存の仕組みは理解した上で使うのがおすすめです。
セーブまわりの設計をもう少し詳しく知っておきたい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。
Easy Save
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アイテム・クラフト・トレードを管理したいなら
装備品や素材アイテムが増えてくると、インベントリ管理はどんどん複雑になっていきます。Master Inventory Engine Proは、アイテム管理だけでなくクラフトやトレード、スキル、ホットバーまで幅広くカバーしたアセットです。
機能が充実している分、小規模なRPGでは使わない機能のほうが多くなることもあります。アイテムの種類がそれほど多くない、シンプルな進行のRPGを作っている場合は、必要な機能だけを絞って使うか、もっと軽量な仕組みで自作したほうが管理しやすいこともあります。
Master Inventory Engine Pro
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スキルツリーUIを実装したいなら
キャラクターの成長要素として、スキルツリーのようなビジュアルを取り入れたい場合は、Skill Webが候補になります。スキルツリーのUI部分を構築するためのツールで、見た目の分岐や配置をエディタ上で組み立てられます。
ここで気をつけたいのは、Skill Webはあくまで「見た目(UI)」を作るためのツールだという点です。習得したスキルの効果を実際にキャラクターへ反映させる処理そのものは、別途スクリプトで実装する必要があります。スキルの中身の設計については、以下の記事でも詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
Skill Web
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索敵・マップ表示を実装したいなら
敵の位置や目的地をプレイヤーに知らせたいときは、Radar System 2が役立ちます。レーダーやコンパスの表示を、比較的すぐに組み込める設計になっているアセットです。
こちらもRPG専用のアセットというわけではなく、汎用的なUI機能として提供されているものです。ダンジョン探索型のRPGや、広いフィールドを移動するタイプのRPGでは特に活躍しますが、狭い範囲を移動するだけのシンプルなRPGでは、必ずしも必要になるとは限りません。
Radar System 2
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フィールド・世界観づくりに使えるアセット
システム面が固まってくると、次に気になってくるのが「世界観をどう見せるか」という部分です。ここでは、RPGのフィールドや世界観づくりに使える2つのアセットを紹介します。
どちらも必須というわけではなく、作っているRPGの規模や見せ方に応じて選ぶタイプのアセットです。
ワールドマップ画面を作りたいなら
ステージ選択や旅の進み具合を見せる、ファンタジー風のワールドマップ画面を作りたいならFantasy Map Creator 2が使いやすい選択肢です。地図らしいアイコンや装飾素材がまとまっているので、それらしいマップ画面を短時間で用意できます。
ただし、これはあくまで2Dの見た目としてのマップ素材です。実際に歩き回れる3Dのフィールドそのものを作りたい場合は、別のアセットで地形を用意する必要があります。
Fantasy Map Creator 2
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オープンワールド系のフィールドを作りたいなら
山や川、草原が広がるような、オープンワールド寄りのフィールドを作りたい場合はWorld Building Bundle for Unity 6 & Gaia Pro VSが候補になります。地形の生成から環境の作り込みまでを一通りカバーした、総合的な環境構築ツールです。
機能が豊富な分、覚えることも多く、設定次第では動作が重くなりやすいという面もあります。導入する際は、まず小さいシーンで試しながら、動作の負荷を確認していくと安心です。
広いフィールドを作る予定がなく、限られたエリアだけで進行するRPGを考えている場合は、無理にここまでの環境構築ツールを入れなくても十分なことが多いです。
World Building Bundle for Unity 6 & Gaia Pro VS
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戦闘・魔法演出のクオリティを上げたいなら
システムも世界観も形になってくると、最後に気になるのが戦闘や魔法の「見た目の派手さ」です。ここは必須の要素ではありませんが、作品の印象を大きく左右する部分でもあるので、余裕が出てきたタイミングで検討してみるといいでしょう。
汎用エフェクトを揃えたいなら
攻撃や魔法のエフェクトを一から作るのは、想像以上に時間がかかる作業です。Ultimate VFXは、そうした演出用のエフェクトをまとめて用意してくれる素材集です。斬撃や爆発、魔法陣といった定番の表現が一通りそろっているので、必要な場面に合わせて選んで使うことができます。
あくまで素材集なので、実際にどのタイミングで、どのエフェクトを再生させるかというスクリプト側の実装は自分で行う必要があります。演出の見た目は用意されていても、発動条件やタイミング調整までは含まれていない、という点は押さえておくとよいでしょう。
Ultimate VFX
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シェーダー表現ごと強化したいなら
エフェクト単体だけでなく、質感や光り方といったシェーダー表現ごと底上げしたい場合は、All In 1 Bundleが選択肢になります。シェーダーやエフェクトがまとめて収録された統合バンドルで、見た目のクオリティを全体的に引き上げたいときに向いています。
収録内容が幅広い分、目的の機能だけを使いたい場合は、内容量に対して割高に感じることもあるかもしれません。特定の演出だけを手早く追加したいのか、見た目の底上げを広く狙いたいのかによって、Ultimate VFXとの使い分けを考えてみるとよいでしょう。
All In 1 Bundle
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よくある質問
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QUnity Asset Storeで購入したアセットは、商用作品にも使えますか?
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A多くのアセットは商用利用も許可されていますが、アセットごとにライセンス条件が異なります。購入前に、各アセットの商品ページに記載されているライセンス内容を必ず確認しておくと安心です。
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Q個人ライセンスとチーム(マルチシート)ライセンスは何が違いますか?
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A個人ライセンスは1人での利用を前提とした価格設定になっていることが多く、複数人のチームで同じアセットを使う場合は、より高価なマルチシートライセンスが必要になるケースがあります。チームで開発する予定がある場合は、購入前に利用人数の条件を確認しておくとよいでしょう。
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QUnityのバージョンが上がっても、購入したアセットは使い続けられますか?
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Aアセットによって対応状況はさまざまで、古いバージョンのまま更新が止まっているものもあれば、最新のUnityにあわせてこまめに更新されているものもあります。導入前に、対応しているUnityのバージョンや、更新頻度を商品ページで確認しておくと、あとから使えなくなるリスクを減らせます。










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