Unityで横スクロールアクションを作ろうと思ったとき、こんな悩みにぶつかったことはありませんか。
移動・ジャンプ・攻撃・レベル生成……ゼロから全部組んでいたら、いつまで経っても「遊べるもの」にたどり着けませんよね。かといって、アセットストアを開いても似たような商品がずらりと並んでいて、どれが自分のゲームに合うのか判断がつかない。そんな時間のロスを防ぐために、この記事では横スクロールアクション制作に役立つアセットを、作りたいジャンルや目的別に整理して紹介していきます。
横スクロールアクション、まずどのジャンルを作る?
一口に「横スクロールアクション」と言っても、実は中身はけっこう違います。プレイヤーがジャンプでステージを攻略していくタイプもあれば、敵をひたすら殴って進んでいくタイプ、ひたすら走り続けるタイプもありますよね。まずは自分がどれを作りたいのか、ここで整理してしまいましょう。
下のチェックリストで、一番しっくりくるものを選んでみてください。
- ✅ 段差や仕掛けを避けながら、ジャンプでゴールを目指すゲームにしたい → プラットフォーマー
- ✅ 敵をパンチやキックで倒しながら画面を進めていくゲームにしたい → ベルトスクロールアクション
- ✅ プレイヤーが自動で走り続け、障害物をよけたりジャンプしたりするゲームにしたい → 無限ランナー
この3つは、必要になるアセットの種類がまったく違います。「移動そのものの作り込み」が重要なジャンルもあれば、「敵とのやり取り」が中心になるジャンルもあるからです。ここから先は、このジャンル分けに沿って進めていきます。

自分が作りたいものがどれかイメージできたら、そのジャンルの見出しから読み進めてもらって大丈夫です。
プラットフォーマー制作、エンジンか部品どちらを選ぶ?
プラットフォーマーを作ると決めたら、次に迷うのが「どこまでアセットに任せるか」という部分です。移動もジャンプもレベル管理も全部込みの土台がほしいのか、それともプロトタイプだけ早く動かしたいのか、あるいは自分でだいたい作れているけど操作感だけ物足りないのか。ここが最初の分かれ道になります。
今回紹介する3つのアセットは、実はこの3パターンにきれいに対応しています。
- ✅ 本格的な作品を、腰を据えてじっくり作り込みたい → Corgi Engine
- ✅ とにかく早く「動くもの」を触りたい・見せたい → 2D Platformer Action Game Template
- ✅ 移動の仕組みは自分で組んでいるが、操作感だけをもっと気持ちよくしたい → Ultimate 2D Character Controller
それぞれどんな人に向いているか、順番に見ていきましょう。
Corgi Engine|土台から本格的に作り込みたい人向け
Corgi Engineは、物理演算に頼らないタイトな操作感が特徴のプラットフォーマー専用エンジンです。ジャンプの伸び縮みや壁ジャンプといった基本アクションはもちろん、Cinemachineやポストプロセスとの連携もあらかじめ組まれているので、見た目の作り込みもしやすくなっています。
おまけとして、インベントリ機能を追加できるInventory Engineや、演出を強化するMMFeedbacksといった別売りアセットも同梱されている点は見逃せません。これらは本来単体でも販売されているものなので、実質的にお得感があります。
ただし、機能が多い分、最初に触ったときは「どこから手をつければいいのか」と感じやすいのも事実です。メトロイドヴァニアやラン&ガン系など、じっくり作り込みたい本格派の作品に向いているアセットだと考えておくとよいでしょう。逆に「まず1週間でミニゲームを完成させたい」というスピード重視の場合は、次に紹介するテンプレートのほうが合っているかもしれません。
Corgi Engine
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2D Platformer Action Game Template|プロトタイプを最速で動かしたい人向け
こちらは、移動アクションや敵キャラ、UI、スキルツリーまでを一式そろえたテンプレート型のアセットです。Corgi Engineのように「エンジンとして拡張していく」というよりは、すでに形になっているゲームの中身を、自分の素材や設定に差し替えていくイメージに近くなります。
ゲームジャムや個人開発で「まず動くところまで一気に持っていきたい」というときに、この手軽さは大きな武器になります。ゼロから設計を考える手間を省けるぶん、企画やアイデア出しに時間を使いたい人にも向いています。
価格やパッケージ内容は、執筆時点で公式ストアページから詳細を確認しきれていない部分があります。購入前には、必ずアセットストアの最新ページで内容と価格をチェックしてください。
2D Platformer Action Game Template
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Ultimate 2D Character Controller|操作感だけを磨きたい人向け
「移動やジャンプの仕組みはすでに自分で組んである、でも操作していて何となく気持ちよくない」という悩みを抱えている人には、こちらのアセットが向いています。壁ジャンプや二段ジャンプ、崖につかまってのクライム&スライドなど、いわゆる「アクションゲームらしい操作感」を細かく調整できるのが特徴です。
名前の通り、まさに操作感の部分にだけ特化しているアセットなので、レベルデザインや敵AIなどは含まれていません。移動処理そのものをこれから学びたいという人は、まず基礎を押さえておくと理解がスムーズになります。
移動処理の基本的な考え方から確認しておきたい場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。
Corgi Engineのような総合エンジンとの併用には注意が必要です。どちらも移動やジャンプの制御を担当するスクリプトを持っているため、両方を同時に導入すると処理がぶつかり合い、キャラクターの挙動がおかしくなることがあります。導入前に「今使っているエンジンに移動制御が含まれていないか」を確認しておきましょう。
Ultimate 2D Character Controller
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ベルトスクロールアクション系おすすめのアセット
敵をパンチやキックで倒しながら進んでいくベルトスクロールアクション。ストリートオブレイジやファイナルファイトのようなあの感覚を作りたい場合、実はグラフィックの方針を決めるだけで、選ぶべきアセットがほぼ自動的に決まります。
今回紹介する2つのアセットは、同じ開発元が手がけたシリーズもので、コンボやつかみ技といった中身の作りはほとんど共通しています。違うのは、キャラクターやステージを2Dのドット絵で表現するか、3Dモデルで表現するかという点だけです。
- ✅ ドット絵やレトロな雰囲気の2Dキャラクターで作りたい → Beat ‘Em Up – Game Template 2D
- ✅ 3Dモデルを使ったキャラクターやステージで作りたい → Beat ‘Em Up – Game Template 3D
それぞれの中身を詳しく見ていきましょう。
Beat ‘Em Up – Game Template 2D
こちらは、2Dのドット絵キャラクターでベルトスクロールアクションを作るためのテンプレートです。コンボを組み立てる仕組みや、敵をつかんで投げ飛ばす動き、空中攻撃といった、この手のジャンルに欠かせない要素があらかじめ用意されています。
体力バーの表示や、ステージ内で敵を段階的に登場させるWave管理の仕組みも含まれているので、「1面をクリアしたら2面が始まる」というゲームの流れそのものを作り込む手間が省けます。ステージ3面分のサンプルも入っているので、まずは触ってみて雰囲気をつかむところから始めやすいのも助かるポイントです。
攻撃と当たり判定の作り方をもう少し詳しく知っておきたい場合は、こちらの記事も参考になります。
Beat ‘Em Up – Game Template 2D
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Beat ‘Em Up – Game Template 3D
こちらは同じシリーズの3D版です。コンボやつかみ技、Waveによる敵の管理といった中身の設計は2D版とほぼ同じですが、キャラクターやステージが3Dモデルで表現される点が異なります。3Dのグラフィックでベルトスクロールアクションを作りたい場合は、こちらを選ぶことになります。
同じシリーズ名がついていても、2D版と3D版は別売りのパッケージです。どちらか一方を買えばもう一方も使える、というわけではないので、自分が作りたいグラフィックの方針を先に決めてから購入するようにしましょう。
格闘ゲーム寄りの演出やキャラクター表現を強化したい場合は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてください。
Beat ‘Em Up – Game Template 3D
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延々と走り続けるゲームを作るなら?
プレイヤーが自動で前に進み続け、障害物をよけたりジャンプしたりしながらスコアを伸ばしていく無限ランナー。このジャンルは、プラットフォーマーやベルトスクロールアクションとは求められる仕組みがかなり違います。ステージを一からデザインするのではなく、パーツを次々と生成しては消していく「使い回しの仕組み」が中心になるからです。
2D+3D Infinite Runner Engine
このアセットは、まさにその無限ランナー特有の仕組みに特化しています。障害物やアイテムを効率よく出し入れするオブジェクトプール、次々とパーツを生成するスポナー、実績やハイスコアの記録機能まで、ジャンルに必要な要素が一通りそろっています。
2Dの横スクロールタイプだけでなく、奥行きのある3D視点のランナーにも対応しているのも特徴です。CanabaltのようなシンプルなタイプからTemple Runのような3D視点のタイプまで、幅広いイメージに対応できる懐の深さがあります。
一方で、このアセットはあくまで無限ランナーに特化した作りになっているため、プラットフォーマーやベルトスクロールアクションを作りたい場合には向きません。前の見出しで紹介したCorgi EngineやBeat ‘Em Up系のテンプレートとは、そもそも解決している課題が違うと考えておくとよいでしょう。
無限に走り続けるゲームの基本的な仕組みを先に押さえておきたい場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。
2D+3D Infinite Runner Engine
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ステージ・マップ制作を効率化したいなら?
プラットフォーマーでもベルトスクロールアクションでも、ステージを作る作業には意外と時間がかかりますよね。地面や壁のタイルを1つずつ手作業で並べていくと、それだけで何時間も過ぎてしまうことも珍しくありません。ここではジャンルを問わず使える、レベルデザインそのものを時短するアセットを紹介します。
Super Tilemap Editor
Super Tilemap Editorは、タイルを使ったステージ作りを効率化するための専用エディタです。地面と壁が自動でつながって見えるオートタイリング機能を使えば、1マスずつ角の形を調整する手間がなくなります。奥の背景がゆっくり流れるパララックス効果も設定できるので、奥行きのある画面づくりにも役立ちます。
特徴的なのが、タイルの代わりにプレハブを配置できる機能です。これを使うと、敵の初期配置やアイテムの設置も、タイルを塗るような感覚でできるようになります。
このアセットは、あくまでステージを作るためのエディタです。キャラクターの移動や攻撃といったゲームの仕組みそのものは含まれていないため、前の見出しで紹介したCorgi EngineやBeat ‘Em Up系のテンプレートと組み合わせて使うのが前提になります。
Super Tilemap Editor
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攻撃・弾の演出を手早く追加したいなら?
ラン&ガン系やシューティング要素のあるアクションを作るとき、意外と迷うのが「発射の仕組みそのもの」と「弾が飛んでいく見た目の演出」は別物だという点です。ここを混同してしまうと、欲しかった機能と実際に手に入るものがズレてしまうことがあります。
まずは、自分が欲しいのはどちらなのかを整理してみましょう。
- ✅ 発射モードや照準、弾数管理など、仕組みそのものが欲しい → 2D Weapons Maker(Shooting System)
- ✅ 仕組みはすでにあり、弾や魔法の見た目だけを派手にしたい → Unique Projectiles Vol.3
2D Weapons Maker(Shooting System)
このアセットは、2Dゲームに武器システムを組み込むための土台となるツールです。単発・連射・チャージといった発射モードのカスタマイズはもちろん、弾の飛び方や照準の合わせ方、マズル(銃口)の見た目まで細かく調整できるようになっています。
ラン&ガン系のアクションや、上から見下ろすタイプのシューティング要素を追加したい場合など、幅広い場面で応用が利くのが強みです。ただし、まだ評価件数がそれほど多くないアセットなので、購入前にストアページの最新レビューをひと通り確認しておくと安心です。
2D Weapons Maker(Shooting System)
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Unique Projectiles Vol.3
Unique Projectiles Vol.3は、オーブや火球、魔法の矢など、60種類ものスタイライズドな弾・魔法エフェクトが収録されたVFX素材集です。プロジェクタイルの見た目だけでなく、命中したときのヒットエフェクトも組み合わせられるようになっているので、攻撃の瞬間を一気に華やかに見せることができます。
このアセットはあくまで見た目のエフェクトのみを提供するものです。弾が実際に敵に当たったかどうかを判定する処理や、ダメージを計算する仕組みは含まれていません。前の見出しで紹介した2D Weapons Makerのような発射システムや、自作のスクリプトと組み合わせて使う前提のアセットだと考えておきましょう。
Unique Projectiles Vol.3
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よくある質問
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Qこれらのアセットは、完成したゲームを販売しても大丈夫ですか?
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AUnity Asset Storeで販売されているアセットは、基本的に標準のライセンス規約の範囲内であれば商用リリースに利用できます。ただし、再配布の可否や利用範囲の細かい条件はアセットごとに異なる場合があるため、購入前に各アセットの利用規約(EULA)を必ず確認しておくと安心です。
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Q古いバージョンのUnityでも問題なく動きますか?
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A対応バージョンはアセットごとに異なり、開発が古いアセットほど最新のUnityで一部機能が動かないケースもあります。導入前には、ストアページに記載されている対応バージョンの表記を確認し、自分のプロジェクトのバージョンと合っているかをチェックしておくことをおすすめします。
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Q買ってから自分のプロジェクトに合わないとわかった場合、返金できますか?
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AUnity Asset Storeには共通の返金ポリシーがありますが、多くの場合ダウンロード済みのアセットは返金対象外になります。購入直後にすぐダウンロードするのではなく、レビューやデモ動画などで内容をよく確認したうえで導入するようにしましょう。











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