Unityで開発をしていると、必ずと言っていいほど出会うのがコンソールにずらっと表示されるエラーログです。
英語が長々と並び、「Missing」「Exception」「NullReference」などの単語を見るだけで、思考が止まってしまう…そんな経験はありませんか?
私もUnityを始めたばかりの頃は、エラーが出るたびに検索して、Stack Overflowを何ページも巡回して、それでも解決せずに時間だけが溶けていく…ということを何度も繰り返していました。
でも今は、エラーが出たらまずChatGPTに聞く、という流れがほぼ習慣になっています。
といっても、「エラー文をそのまま貼るだけ」ではありません。
渡し方と聞き方を少し工夫するだけで、原因の特定スピードが驚くほど変わるんです。
この記事では、Unityの長いエラーログを全部理解しなくても、
ChatGPTを使ってエラー原因を効率よく切り分ける方法を、わかりやすく解説していきます。
具体的には、
- なぜUnityのエラーは読めなく感じるのか
- ChatGPTに渡すべき情報・渡さなくていい情報
- そのまま使える質問テンプレート
- ChatGPTを使うときに気をつけたい落とし穴
といったポイントを、実務で使える視点でまとめています。
「エラーを見るのが怖い」「原因調査に時間がかかりすぎる」と感じているなら、きっとヒントになるはずです🙂
それではまず、なぜUnityのエラーはこんなにも“読めない”と感じてしまうのかから見ていきましょう。
結論:ChatGPTは「Unityエラー翻訳+原因候補抽出マシン」として使う
先に結論からお伝えすると、
ChatGPTは「Unityエラーを全部解決してくれる魔法の存在」ではありません。
ですが、使い方を間違えなければ、エラー解析を一気にラクにしてくれる強力な補助輪になります。
私が一番しっくりきている使い方は、
ChatGPTを「Unityエラー翻訳+原因候補抽出マシン」として扱うことです。
Unityのエラーログは、情報量が多く、しかも人間向けに書かれていません。
初心者〜中級者にとっては、
- どこが重要なのか分からない
- 英語が多くて読む気が失せる
- 結局どこを直せばいいのか見えない
という状態になりがちです。
そこでChatGPTに、
- エラーログを整理させる
- 日本語で要点を説明させる
- 考えられる原因を複数出させる
この役割を任せることで、自分は「どこを確認すればいいか」「何を直せばよさそうか」だけに集中できるようになります。
重要なのは、エラー文を一字一句理解しようとしないことです。
ChatGPTに正しく情報を渡せば、エラーの本質だけを抜き出してくれます。
ただし注意点もあります。
ChatGPTは自信満々に間違ったことを言う場合もありますし、Unityのバージョン差分を考慮できないこともあります。
そのため、この記事では
- ChatGPTに何を渡すべきか
- どこまで信用していいのか
- どこからは自分で判断すべきか
この線引きも含めて解説していきます。

まずは、そもそもなぜUnityのエラーは「読めない」と感じてしまうのかを整理していきましょう。
なぜUnityのエラーは「読めない」と感じるのか
エラー文が長く、情報の優先順位が分からない
Unityのエラーがつらく感じる一番の理由は、情報量に対して「どこを見ればいいか」が分かりにくい点にあります。
コンソールに表示されるエラーは、
- 内部処理のクラス名
- Unityエンジン側のスタックトレース
- 自分のスクリプトとは直接関係ない情報
といったものが大量に含まれています。
そのため初心者ほど、「全部読まなきゃ」と思ってしまい、途中で思考停止してしまうんですね。
でも実際には、毎回すべてを理解する必要はありません。
本当に見るべき情報はごく一部だけ
多くのUnityエラーで、まず確認すべきなのは次の3点です。
- エラーの種類(NullReferenceException など)
- 自分のスクリプト名と行番号
- エラーが出る直前に行った操作や変更
この3つが分かるだけでも、原因の候補はかなり絞れます。
逆に言えば、それ以外の長い英語部分は、最初から完璧に理解しなくても問題ありません。
Unityのコンソールには、ログを整理するための機能も用意されています。
エラーが大量に出ているときほど、まずは見やすい状態に整えることが大切です。
コンソールの整理方法や、どの情報を優先的に見るべきかについては、
以下の記事でさらに詳しく解説しています。
ここまで理解できると、「エラー=全部読めないと詰むもの」ではなく、
「必要な情報を拾えばいいもの」だと感じられるようになります。

では、これをChatGPTと組み合わせると、具体的に何が変わるのでしょうか。
次は、ChatGPTを使うことでエラー解析がどう変わるのかを見ていきます。
ChatGPTを使うと何が変わるのか
エラー文を「人間向けの説明」に変換できる
ChatGPTをUnityのエラー解析に使う一番のメリットは、
機械向けに書かれたエラーログを、人間が理解しやすい形に翻訳してくれる点です。
Unityのエラーメッセージは、
- エンジン内部の都合
- 汎用性を優先した表現
- 開発者全体向けの情報
を前提に作られているため、初心者にやさしい構造ではありません。
そこでChatGPTにエラーログを渡すと、
- エラーの要点を日本語で要約
- 「つまり何が起きているのか」を説明
- ありがちな原因パターンを列挙
といった形で、頭の中を整理してくれる存在になってくれます。
この時点で、「何も分からない」状態から
「ここを確認すればよさそう」というスタートラインに立てるのが大きな違いです。
コード込みで渡すと、原因の切り分け精度が跳ね上がる
ChatGPTの回答精度を一気に上げたいなら、
エラーログだけでなく、関連するスクリプトも一緒に渡すのがポイントです。
エラーログだけの場合、ChatGPTはどうしても
- 一般論ベースの回答
- 「よくある原因」の羅列
になりがちです。
一方で、コードを渡すと、
- どの行で問題が起きていそうか
- なぜそのエラーが発生したのか
- 修正するとしたらどう書き換えるか
といった、かなり実践的な切り分けができるようになります。
ここで大切なのは、完璧なコードを渡す必要はないという点です。
「このエラーに関係ありそう」と思うスクリプトで十分です。
ChatGPTは、
エラーを直すための“思考の補助”として使うのが正解です。

では次に、実際にどんな手順でChatGPTを使えばいいのか、
具体的な3ステップを見ていきましょう。
実践:ChatGPTでUnityエラー原因を特定する3ステップ
ステップ①:最初に「役割(コンテキスト)」を与える
ChatGPTにUnityのエラーを聞くとき、いきなりエラーログを貼っていませんか?
実はそれ、かなりもったいないです。
ChatGPTは、最初に与えられた前提条件によって回答の方向性が大きく変わります。
そのため、冒頭で役割(コンテキスト)をはっきり指定するのがとても重要です。
例えば、こんな一文を最初に入れるだけでOKです。
- あなたはUnityに詳しいゲームプログラマーです
- Unity初心者にも分かるように説明してください
これだけで、
Unity前提・初心者目線の回答が返ってきやすくなります。
逆にこの指定をしないと、
- 説明が抽象的になる
- 専門用語だらけになる
といったズレが起きやすくなります。
ステップ②:エラーログと関連コードをセットで渡す
次にやるべきことは、
Unityのエラーログと、関係ありそうなスクリプトを一緒に渡すことです。
よくある失敗が、
- エラー文だけを貼る
- 「エラーが出ました。どうすればいいですか?」と聞く
という聞き方です。
これだとChatGPTは状況を推測するしかなく、回答がどうしても浅くなります。
一方で、以下をセットで渡すと精度が一気に上がります。
- Unityコンソールからコピーしたエラーログ
- エラーに関係しそうなC#スクリプト
コードは全部でなくても大丈夫です。
「このエラーが出ている処理周辺」だけで十分です。
ステップ③:解決策だけでなく「理由」も必ず聞く
ChatGPTにエラーを聞くと、修正コードを提示してくれることがあります。
これはとても便利ですが、そのままコピペするのは危険です。
そこでおすすめなのが、
- なぜこのエラーが起きたのか
- どこが間違っていたのか
- なぜこの修正で直るのか
を必ずセットで聞くことです。
理由まで理解できると、
- 同じエラーを繰り返しにくくなる
- 別の場所で応用できる
といった効果があります。

次は、ここまでの内容をそのまま使えるようにした、
コピペOKの質問テンプレートを紹介します。
コピペOK|精度が上がる質問テンプレート集
エラー原因を調べたいときの基本テンプレート
まずは、Unityエラーの原因を整理したいときに使えるテンプレートです。
そのままコピペして使って問題ありません。
あなたはUnityに詳しいゲームプログラマーです。 以下のUnityエラーについて、原因と考えられる対処法を教えてください。 【エラーログ】 (ここにUnityコンソールのエラーを貼り付け) 以下は、エラーに関係していそうなスクリプトです。 【C#スクリプト】 (ここにコードを貼り付け) 初心者にも分かるように、要点を整理して説明してください。
このテンプレートのポイントは、
- 役割を最初に指定している
- エラーログとコードをセットで渡している
- 「要点を整理して」と明示している
この3点です。
これだけで、回答の分かりやすさがかなり変わります。
修正コード+解説まで欲しいときのテンプレート
「原因だけでなく、どう直せばいいかまで知りたい」
そんなときはこちらのテンプレートがおすすめです。
以下のコードをUnityで実行したところ、エラーが発生しました。 【エラーログ】 (ここにエラーログ) 【ソースコード】 (ここにコード) 修正したコード例と、 ・どこが間違っていたのか ・なぜエラーになったのか を1行ずつコメント付きで解説してください。
「1行ずつ説明してください」と入れるのがポイントです。
これにより、コードの意味を理解しながら修正できます。
📘 Unityの理解を一気に深めたい人へ
ChatGPTの回答を正しく判断するためには、
Unityそのものの仕組みをある程度理解していることがとても大切です。
特に初心者〜中級者の方には、
基礎を体系的に確認できる書籍が1冊あると安心です。
Unityの教科書 Unity 6完全対応版
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「このエラー修正、合ってるのかな?」と迷う場面でも、
判断軸を持てるようになります。

次は、ChatGPTを使うときに初心者がやりがちな失敗を見ていきましょう。
ChatGPT活用で初心者がやりがちな失敗
回答をそのままコピペして動かそうとする
ChatGPTを使い始めた頃に、いちばんやってしまいがちなのが
修正コードをそのままコピペして終わりにしてしまうことです。
たしかに、うまく動くこともあります。
でもその状態は、
- なぜ直ったのか分からない
- 別の場所で同じエラーが出るとまた詰まる
というリスクを抱えています。
ChatGPTのコードは、
「考え方の例」や「修正方針のヒント」として受け取るのが正解です。
必ず、
- どこが原因だったのか
- なぜこの修正で直るのか
を自分の言葉で説明できるか、一度立ち止まって確認してみてください。
エラー内容を省略しすぎてしまう
もうひとつ多い失敗が、
ChatGPTに渡す情報を省略しすぎることです。
例えば、
- 「Unityでエラーが出ました」
- 「NullReferenceExceptionが出ます」
だけを送ってしまうケースですね。
これでは、ChatGPTは状況を推測するしかなく、
どうしても一般論ベースの回答になってしまいます。
最低限、
- エラーログ全文
- 関係ありそうなコード
はセットで渡すようにしましょう。
Unity初心者がよく遭遇するエラーや、
つまずきやすいポイントをまとめた記事もあります。

次は、ChatGPTを使ううえで知っておきたい
限界と注意点について解説します。
ChatGPTの限界と注意点
情報が古い・前提がズレていることがある
ChatGPTはとても便利ですが、万能ではありません。
特にUnity開発では、バージョン差分によるズレに注意が必要です。
例えば、
- すでに非推奨(Obsolete)になっているAPI
- Unity 6では挙動が変わった機能
- URP / HDRP などレンダーパイプライン依存の仕様
こうした点は、ChatGPTの回答が現在の環境と噛み合わないことがあります。
そのため、
- Unityのバージョン
- 使用しているレンダーパイプライン
- 対象プラットフォーム(PC / Mobile / WebGL など)
は、必要に応じて補足してあげると安全です。
それっぽい嘘(ハルシネーション)に注意する
ChatGPTは、
自信満々に間違ったことを言う場合があります。
特に注意したいのは、
- 存在しないクラスやメソッド名
- 実際には動かない修正コード
- 公式ドキュメントと食い違う説明
です。
だからこそ、ChatGPTの回答は
- 原因候補の整理
- 調査の方向性を決める材料
として使い、最終的な確認は必ずUnityエディタ上で行うようにしましょう。
エラーの挙動を視覚的に確認したり、
どの処理で問題が起きているかを深掘りしたい場合は、
デバッグの「見える化」もとても有効です。

次は、ChatGPTをより安全・安定して使いこなすための考え方を整理していきます。
ChatGPTを「使いこなす側」になるために
ここまで読んでいただいた方なら、
ChatGPTは「Unityのエラーを勝手に直してくれる存在」ではなく、
考える手助けをしてくれる相棒だということが分かってきたと思います。
ChatGPTをうまく使えるかどうかの分かれ道は、
「質問の仕方」と「回答の受け取り方」です。
具体的には、
- 前提条件をきちんと伝える
- エラーログとコードを省略せず渡す
- 回答をそのまま信じ切らない
この3つを意識するだけで、
ChatGPTは「当たったり外れたりするツール」から、
安定して使えるデバッグ補助ツールに変わります。
とはいえ、
- そもそもChatGPTにどう聞けばいいのか分からない
- 回答のどこまでを信じていいのか不安
と感じる方も多いと思います。
🤖 ChatGPTの使い方そのものが不安な人へ
ChatGPTはUnityデバッグ以外にも、
調べ物・要約・壁打ちなど、使い道がとても広いツールです。
そのため、基本的な使い方を一度きちんと押さえておくと、
今回紹介したような活用法も、より安定して使えるようになります。
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「どう聞けば、どう返ってくるのか」が分かるようになると、
Unityエラーの相談でも、回答のブレが一気に減ります。
まとめ
Unityのエラーは、
全部を理解しなければ解決できないものではありません。
- 必要な情報だけを拾う
- ChatGPTに整理と翻訳を任せる
- 自分は判断と検証に集中する
この役割分担ができるようになると、
エラー対応にかかる時間とストレスは確実に減っていきます。
ChatGPTは、初心者がエラーの沼から抜け出すための
「ラバーダッキング役」や「ジュニア開発者」のような存在です。
正しく使えば、Unity開発の心強い相棒になってくれます。
ぜひ、今日から実践してみてください 🙂
参考文献・参考リンク
- ChatGPTをゲーム開発に使ってみた話(Zenn)
- ChatGPTをUnity開発でどう活用するか考えてみた(Qiita)
- Do you use ChatGPT or AI when coding in Unity?(Reddit / r/Unity3D)
- Using ChatGPT for Game Development – Unity編(YouTube)
- Can ChatGPT help you debug Unity code?(YouTube)
- Unity公式:生成AI時代の開発者向け考え方(note / Unity Japan)
- Large Language Models and Program Debugging(arXiv)
- Evaluating LLMs for Code Understanding and Debugging Tasks(arXiv)
よくある質問(FAQ)
- QエラーログはどこまでChatGPTに貼り付ければいいですか?
- A
基本的には、Unityコンソールに表示されているエラーログは省略せず、そのまま貼り付けるのがおすすめです。
「長すぎるかも…」と感じるかもしれませんが、ChatGPTは長文のログ処理が得意です。
むしろ途中で省略してしまうと、- 本当に重要な行番号が抜ける
- エラーの発生順が分からなくなる
といった問題が起きやすくなります。
どうしても量が多い場合は、
- 最初のエラー(赤字)
- 自分のスクリプト名が出ている行
この2点だけは必ず含めるようにしましょう。
- QChatGPTの回答が正しいかどうか、どう判断すればいいですか?
- A
判断のポイントは、「Unityエディタ上で再現・確認できるか」です。
具体的には、
- 修正後にエラーが消えるか
- 別のエラーが増えていないか
- 挙動が意図した通りか
を必ず確認しましょう。
また、ChatGPTが提示した説明を
自分の言葉で簡単に説明できるかも重要なチェックポイントです。説明できない場合は、
- 理解が足りていない
- 回答がズレている
可能性があるので、追加で質問し直すのがおすすめです。
- Q初心者でもChatGPTを使ったデバッグは本当に効果がありますか?
- A
はい、むしろ初心者ほど効果を感じやすいです。
理由は、Unity初心者がつまずきやすいポイントが、
- エラー文の意味が分からない
- どこから調べればいいか分からない
といった「整理以前の段階」にあることが多いからです。
ChatGPTを使えば、
- エラー内容を日本語で整理
- 確認すべきポイントをリスト化
してもらえるため、
「完全に手詰まりになる」状態を避けやすくなります。ただし、丸投げせず、補助輪として使う意識は忘れないようにしましょう。












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