はじめに
こんにちは!Unityでゲームを作るときに「スマホで操作する方法ってどうやるの?」と悩んだことはありませんか?そんなときに便利なのが、Unityアセットストアで提供されている「JoystickPack」です。
このアセットを使えば、バーチャルスティックを簡単に導入して、プレイヤーをスムーズに動かせるようになります。しかも、プログラミングが苦手な初心者でも、ドラッグ&ドロップで直感的に設定できるので、とっても使いやすいんです。
この記事では、JoystickPackの基本的な使い方から、ゲーム内で実際にスティックを動かしてプレイヤーを操作する方法までを、初心者向けに丁寧に解説します。一緒に楽しく学んでいきましょう!
JoystickPackのインストール方法
では早速、JoystickPackをUnityにインストールしてみましょう!手順はとても簡単なので、順番に進めていきましょうね。
1. アセットストアでJoystickPackを探す
まずはJoystickPackをアセットストアから取得します。
- Unity Asset Storeを開きます。
- 検索バーに「JoystickPack」と入力して検索。
- JoystickPackのページにアクセスします。
2. My Assetsに追加する
JoystickPackの詳細ページが開いたら以下の操作を行います。
- 「Add to My Assets」ボタンをクリック。
- Unityアカウントでログイン(まだの方は無料登録が必要です)。
- 無事に追加できたら次のステップへ!
3. UnityでJoystickPackをインポート
Unityエディタを開き、JoystickPackをプロジェクトにインポートします。
- Unityのメニューバーから「Window」→「Package Manager」を選択。
- 左側のメニューから「My Assets」を選びます。
- JoystickPackを検索して「Download」ボタンをクリック。
- ダウンロードが完了したら「Import」をクリック。
- Assetsフォルダ内に「JoystickPack」フォルダが追加されていることを確認します。


これでJoystickPackのインストールは完了です!次は、具体的にどんな種類のスティックが用意されているかを見ていきましょう。どのスティックも魅力的なので、自分のゲームに合ったものを選んでみてくださいね!
Joystickの種類と特徴
JoystickPackには、モバイルゲームに最適な4種類のジョイスティックが用意されています。それぞれ特徴が異なるので、自分のゲームに最適なものを選んでみましょう!
1. Fixed Joystick(固定型ジョイスティック)
- 特徴:画面の指定した位置に常に表示される、一般的なジョイスティックです。
- 使用例:プレイヤーの動きが常に画面の同じ位置から操作されるようなゲームに最適。
- メリット:位置が固定されているため、操作性が安定します。
2. Floating Joystick(フローティングジョイスティック)
- 特徴:画面をタッチした場所にジョイスティックが表示され、その場で固定されます。タッチを離すと非表示になります。
- 使用例:自由な場所で操作が必要なゲームや、画面が混雑しやすい場合に便利。
- メリット:画面スペースを有効活用でき、プレイヤーの操作感が向上します。
3. Dynamic Joystick(ダイナミックジョイスティック)
- 特徴:Floating Joystickの進化版で、スティックを動かした方向に追従して移動します。
- 使用例:直感的な操作を求めるアクションゲームにおすすめ。
- メリット:プレイヤーが動かしやすい位置で操作可能。
4. Variable Joystick(可変型ジョイスティック)
- 特徴:Fixed、Floating、Dynamicの3種類を切り替えることができる万能型ジョイスティック。
- 使用例:多機能なゲームや、プレイヤーに操作感の選択肢を提供したい場合に最適。
- メリット:ゲームの仕様に合わせた柔軟なカスタマイズが可能。

これらのジョイスティックは、JoystickPackフォルダ内の Prefab フォルダに含まれています。それぞれをドラッグ&ドロップで簡単に使用できます。次のセクションでは、これらのスティックを実際にゲーム内で使う方法を見ていきましょう!
実際に使ってみよう
それでは、JoystickPackを使って実際にゲーム内でバーチャルスティックを配置し、プレイヤーを動かしてみましょう!手順は簡単なので、一緒にやってみましょう。
1. キャンバスを作成する
まずはバーチャルスティックを設置するために キャンバス を作成します。
- ヒエラルキーウィンドウを右クリック。
- 「UI」→「Canvas」を選択。
- キャンバスが作成されます。
2. ジョイスティックを設置する
次に、JoystickPackのPrefabフォルダに入っているスティックをキャンバスに配置します。
- Projectビューで「JoystickPack」→「Prefab」フォルダを開きます。
- 使いたいジョイスティック(例: Fixed Joystick)を選びます。
- ジョイスティックをキャンバスにドラッグ&ドロップします。
これでジョイスティックの設置は完了です!
3. プレイヤーを動かすスクリプトを作成する
次に、スクリプトを作成してプレイヤーをジョイスティックで動かせるようにします。
- Projectビューを右クリックして「Create」→「C# Script」を選択。
- 新しいスクリプトに「Player」と名前を付けます。
- 以下のコードを入力します:
using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;
public class Player : MonoBehaviour
{
public Joystick joystick;
void Update()
{
float x = joystick.Horizontal;
float y = joystick.Vertical;
transform.position += new Vector3(x, y, 0);
}
}
4. スクリプトをアタッチする
作成したスクリプトをプレイヤー(動かしたいオブジェクト)にアタッチします。
- ヒエラルキーウィンドウでプレイヤーオブジェクトを選択。
- 作成した「Player」スクリプトをドラッグ&ドロップしてアタッチ。
5. ジョイスティックをスクリプトにリンクする
最後に、ジョイスティックをスクリプトにリンクします。
- ヒエラルキーウィンドウでプレイヤーを選択。
- インスペクターで「Joystick」フィールドを探します。
- キャンバスに配置したジョイスティックをドラッグして、このフィールドにドロップ。

6. 実行して動作を確認する
これで準備完了です!Unityの再生ボタンを押して、ジョイスティックを動かしてプレイヤーが動くことを確認してください。
ワンポイントアドバイス
- ジョイスティックのデザインや色は、Prefabのインスペクターから自由に変更できます。
- 画面の邪魔にならないようにスティックを透明にすることも可能です(Colorプロパティを透明に設定)。

これであなたのゲームにバーチャルスティックを簡単に追加できます!次は、カスタマイズ方法を試してみましょう。
カスタマイズのポイント
JoystickPackはデフォルトの状態でも十分便利ですが、自分のゲームに合わせてカスタマイズすることで、より魅力的な操作性を実現できます!ここでは、簡単にできるカスタマイズの方法をいくつかご紹介します。
1. ジョイスティックのデザインを変更する
ジョイスティックの外見を変更して、ゲームのテーマに合ったデザインにしましょう。
- 変更方法:
- ヒエラルキーウィンドウでジョイスティックを選択。
- インスペクターウィンドウで「Image」コンポーネントを確認。
- 「Source Image」から好きな画像を選んで変更。
- ポイント:ゲームの雰囲気に合う色やアイコンを使うと、統一感が出ます。
2. スティックのサイズや位置を調整する
スティックのサイズや表示位置を変更して、プレイヤーが使いやすい配置にしましょう。
- 変更方法:
- ヒエラルキーウィンドウでジョイスティックを選択。
- インスペクターで「Rect Transform」の値を調整。
- サイズは「Width」と「Height」で変更。
- 位置は「Position X/Y」で変更。
- ポイント:画面の端に配置すると、操作しやすくなります。
3. スティックを透明にする
スティックを見えなくして、ゲーム画面をすっきりさせることもできます。
- 変更方法:
- ヒエラルキーウィンドウでジョイスティックを選択。
- インスペクターで「Image」コンポーネントの「Color」をクリック。
- 「Alpha(透明度)」の値を0に設定。
- メリット:スティックが画面に表示されないことで、視覚的な邪魔が減ります。
4. 操作感を調整する
ジョイスティックの感度や反応速度を調整して、プレイヤーが直感的に操作できるようにします。
- 変更方法:
- ジョイスティックのPrefabを選択。
- 「Handle Range」や「Dead Zone」の値を調整。
- Handle Range:スティックの動く範囲を設定。
- Dead Zone:スティックの中央付近での無反応範囲を設定。
- ポイント:感度が高すぎると操作が難しくなるので、ゲームに合ったバランスを見つけましょう。
5. 他のUIとの連携
ジョイスティックだけでなく、他のボタンやUIと組み合わせて、複雑な操作を実現することも可能です。
- 例:
- ジョイスティックで移動、ボタンでジャンプや攻撃を実装。
- ゲーム画面にミニマップを追加して、操作感を向上。

JoystickPackはカスタマイズの自由度が高いので、少し手を加えるだけで、ゲームの操作性がぐっと向上します。自分のゲームにぴったりの設定を探してみてください!
終わりに
今回は、Unityでスマホゲームにバーチャルスティックを導入する方法を解説しました。JoystickPackを使うことで、初心者でも簡単にバーチャルスティックを設定し、プレイヤーをスムーズに操作できるようになります。
ゲームにバーチャルスティックを導入すると、操作性が大幅に向上し、プレイヤーにとっても魅力的な体験を提供できますよね。特にJoystickPackのような無料のアセットは、手軽に使えるのが嬉しいポイントです。
ですが、もしもっとカスタマイズ性を高めたり、操作性をさらに向上させたいと考えるなら、有料アセットの導入もおすすめです。たとえば:
- Ultimate Joystick
多機能で高いカスタマイズ性を備えた人気のジョイスティックアセットです。 - Ultimate Joystick Pro
プロジェクトに応じた高度な設定が可能で、上級者にもおすすめのツールです。
これらのアセットは、見た目や機能を細かく調整できるので、あなたのゲームのクオリティをさらに引き上げてくれるはずです。アセットストアで詳細を確認して、ぜひ導入を検討してみてください!

それでは、この記事を参考にして素晴らしいゲームを作ってくださいね!Unityでのゲーム開発がますます楽しくなることを願っています。
よくある質問(FAQ)
- QJoystickPackは無料ですか?
- A
一部のアセットは無料で提供されていますが、詳細はアセットストアで確認してください。
- QJoystickPackをインポートした後、フォルダが見つかりません。どうすればいいですか?
- A
Package Managerでインポート状況を確認し、Assetsフォルダ内に「JoystickPack」があるか探してください。
- Qプレイヤーが動きません。どうすればいいですか?
- A
スクリプトが正しくアタッチされているか、Joystickフィールドに正しいスティックが設定されているか確認してください。