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UnityUnityメモ

Unityオブジェクトを時間を空けて表示する方法

Unity

はじめに

Unityで魅力的なゲームやアプリケーションを開発する際、異なるタイミングでオブジェクトが表示される演出は、ユーザーの注意を引きつける効果的な方法の一つです。この記事では、Unityで最初に「Sphere(球体)」が表示され、その後2秒後に「Cube(立方体)」が表示されるシンプルなシーンを作成する方法を初心者にもわかりやすく説明します。

ステップ1: Unityプロジェクトの準備

まずはUnityプロジェクトを準備しましょう。Unityを開き、「New Project」を選択して新しいプロジェクトを作成します。プロジェクト名は「SequentialObjectDisplay」とでもしておきましょう。3Dプロジェクトを選択して、プロジェクトを作成します。

ステップ2: オブジェクトの追加

Unityエディタが開いたら、次はSphereとCubeをシーンに追加します。まずは、Hierarchyウィンドウで右クリックし、「3D Object」から「Sphere」を選択してシーンに追加します。同様にして、「Cube」も追加します。これらのオブジェクトはデフォルトでシーンの中心に配置されますが、位置を調整する必要はありません。

ステップ3: スクリプトの作成

オブジェクトの表示タイミングを制御するために、C#スクリプトを作成します。Projectウィンドウで右クリックし、「Create > C# Script」と選択して新しいスクリプトを作成します。スクリプト名は「ObjectDisplayController」としましょう。

スクリプトを作成したら、ダブルクリックしてVisual Studioまたはお好みのコードエディタで開きます。以下のコードをスクリプトに貼り付けてください。

using UnityEngine;

public class ObjectDisplayController : MonoBehaviour
{
    public GameObject sphere;
    public GameObject cube;

    // Start is called before the first frame update
    void Start()
    {
        // 最初にSphereを非表示にします
        sphere.SetActive(false);
        // Cubeも非表示にします
        cube.SetActive(false);

        // 1秒後にSphereを表示するように設定
        Invoke("ShowSphere", 1f);
    }

    void ShowSphere()
    {
        sphere.SetActive(true);
        // Sphereが表示されてから2秒後にCubeを表示する
        Invoke("ShowCube", 2f);
    }

    void ShowCube()
    {
        cube.SetActive(true);
    }
}

このスクリプトは、StartメソッドでSphereとCubeの両方を最初に非表示に設定します。その後、Invokeメソッドを使用して1秒後にSphereを表示し、Sphereが表示されてからさらに2秒後にCubeを表示します。

ステップ4: スクリプトの適用とオブジェクトの設定

スクリプトを作成したら、それをシーンのオブジェクトに適用する必要があります。空のGameObjectを作成し(Hierarchyウィンドウで右クリックし、「Create Empty」を選択)、作成した「ObjectDisplayController」スクリプトをこの空のGameObjectにドラッグ&ドロップします。

次に、Inspectorウィンドウの「ObjectDisplayController」スクリプトコンポーネントで、「Sphere」と「Cube」フィールドにそれぞれシーン内のSphereオブジェクトとCubeオブジェクトをドラッグ&ドロップします。

ステップ5: 実行と確認

すべての設定が完了したら、Unityエディタの再生ボタンをクリックしてシーンを実行します。すると、最初にSphereが表示され、その後2秒後にCubeが表示されることを確認できます。

まとめ

この記事では、Unityでオブジェクトを順番に表示させる基本的な方法を紹介しました。この方法を応用すれば、より複雑なシーンや演出の制作にも活用できます。Unityでの開発は試行錯誤が鍵ですので、さまざまな機能やスクリプティングを探求し、独自のプロジェクトに生かしてください。何より、制作過程を楽しむことが最も重要です。次のプロジェクトでお会いしましょう!

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