こんにちは!今日はUnityでゲームを作るときに欠かせない、C#スクリプトについてお話しします。C#スクリプトって聞くと、なんだか難しそうに感じるかもしれませんが、安心してください!一緒に少しずつ学んでいきましょう。
C#スクリプトって何?
C#(シーシャープ)スクリプトは、Unityでゲームの動きを作るためのプログラムです。例えば、キャラクターがジャンプする、敵が動く、スコアが増えるなど、色んなことができます。プログラムと聞くと難しそうに思うかもしれませんが、基本を押さえれば大丈夫ですよ!
1.どうやってC#スクリプトを作るの?
まずは、UnityでC#スクリプトを作る方法を見てみましょう。
- Unityを開く: Unityのプロジェクトを開いてください。
- プロジェクトウィンドウで新しいスクリプトを作る:
- プロジェクトウィンドウの空白部分を右クリックします。
- 「Create(作成)」を選び、「C# Script(C#スクリプト)」をクリックします。
- スクリプトに名前をつけてください(例えば、
MyFirstScript
)。
2. スクリプトをエディタで開く
作成したスクリプトをダブルクリックすると、Visual Studioなどのコードエディタが開きます。ここで、ゲームのキャラクターやアイテムなどに指示を出します。

3. 簡単なC#スクリプトを書いてみよう
C#スクリプトで、簡単なゲームを作るための第一歩は、画面に何かを表示させることから始めましょう。
using UnityEngine;
:Unityの機能を使うためのおまじないみたいなものです。public class PlayerController : MonoBehaviour
:PlayerController
という名前のクラス(スクリプト)を作ります。MonoBehaviour
はUnityでスクリプトを使うための基本のクラスです。public float speed = 5f;
:キャラクターが進む速さを決めます。5f
は速さの数値です。void Update()
:毎フレームごとに呼ばれる関数です。ここにキャラクターの動きを書きます。transform.Translate(Vector3.forward * speed * Time.deltaTime);
:キャラクターを前に動かします。
C#スクリプトをダブルクリックするとVisual Studioが起動します。

試しにvoid Startの{}の間にコードを書いてみます。
{}の数が合わなかったり{}中に記入されていないと動かないので注意してください。

Debug.Log(“テスト”);と入力してみます。
コンソールウィンドウに「テスト」と表示してください。というプログラムです。
基本的に半角で入力しますが””で囲まれたところは全角で入力しても大丈夫です。
一文字でも間違えてしまうと動かないので注意してください。
間違って入力されていたり全角で入力されていたり、{}の数が多くなっていたりすると、
画像のように赤いなみ線が出てエラーになるので修正してください。

Visual Studioには補助機能があるので途中まで入力すると候補が出てきます。
これを使うと簡単に入力することができます。

入力ができたらCtrl+Sもしくは左上のファイルの項目から保存します。
保存を忘れるとプログラムは動かないので注意してください。

プログラムの緑色の部分はコメントアウトといって、文章の前に//を付けると緑色になり、プログラムに反映されなくなります。メモなどに使用することができます。

using System.Collections;
using System.Collections.Generic;
using UnityEngine;
public class MyFirstScript : MonoBehaviour
{
// 初期化処理を行う
void Start()
{
// ゲーム開始時に一度だけ実行される
Debug.Log("Hello, Unity!");
}
// 毎フレームの更新処理を行う
void Update()
{
// フレームごとに実行される
}
}
- using:必要なライブラリをインポートします。
- class:スクリプトのクラス名です。作成時に付けた名前が使われます。
- Start():ゲームが始まるときに一度だけ呼ばれる関数です。
- Update():毎フレーム呼ばれる関数です。
4.スクリプトをオブジェクトにアタッチしよう
スクリプトを作成しても、それだけでは何も起こりません。スクリプトをゲームオブジェクトにアタッチする必要があります。
- ヒエラルキーウィンドウで、スクリプトをアタッチしたいオブジェクトを選びます。例えば、「Sphere」という名前のオブジェクトを使いましょう。
- プロジェクトビューから「MyFirstScript」スクリプトを見つけて、ドラッグ&ドロップで「Sphere」にアタッチします。

5. スクリプトを実行してみよう
ゲームを実行してみましょう。Unityエディタ上部の再生ボタンを押すと、ゲームが開始されます。コンソールウィンドウに「Hello, Unity!」というメッセージが表示されれば成功です!

C#スクリプトは最初は少し難しいかもしれませんが、慣れてくると色々なことができるようになります。少しずつ練習して、楽しいゲームを作っていきましょう!
よくある質問
Q: スクリプトをエディタで開けないんですが?
A: Visual Studioがインストールされていないか、Unityの設定が必要かもしれません。Unityの「Edit(編集)」→「Preferences(設定)」→「External Tools(外部ツール)」で確認してみてください。
Q: スクリプトがうまく動かないんですけど?
A: スクリプトにエラーがあるかもしれません。エディタのエラーメッセージを確認して、修正してみてください。特にスペルミスや、カッコの閉じ忘れに注意しましょう。
Q: 他の動きを追加したいんですけど、どうすればいいですか?
A: Update関数の中に他の動きを書き足すことができます。例えば、ジャンプさせたい場合は、transform.Translate(Vector3.up * jumpHeight * Time.deltaTime);
のように書きます。