はじめに
Unityでゲームを開発していると、必ずぶつかるのが「デバッグどうする問題」です。
とりあえず Debug.Log を仕込んで確認……というやり方、最初はいいんですが、
プロジェクトが少し大きくなってくると、正直かなりツラくなってきませんか?
・ログが流れすぎて追えない
・実行中に数値をちょっと変えて試したい
・スマホ実機で状態を確認したい
・テスト用のチートやコマンドを用意したい
こんなときに本領を発揮するのが、デバッグ用UIや開発者コンソールです。
これらを導入すると、ゲーム実行中に
ログ確認・変数操作・フラグ切り替え・コマンド実行などができるようになり、
デバッグ効率が一気に跳ね上がります。
「自作もできるけど、正直そこに時間をかけたくない……」
そんな人ほど、既存のアセットを使う価値があります。
なお、デバッグ全体の考え方や、Gizmos・DrawLine・OnGUIなどの基本テクニックについては、
以下の記事でかなり詳しく解説しています👇
本記事ではそこから一歩進んで、
「デバッグUIや開発者コンソールを“アセットで一気に整える”という視点で、
Unity Asset Storeで購入できるおすすめアセットを厳選して紹介していきます。
個人開発・インディー開発はもちろん、
運営やQA、バランス調整フェーズでも役立つものばかりなので、
「もっと楽にデバッグしたい…!」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね😊
デバッグUI・開発者コンソール系アセットで「できること」
デバッグ用UIや開発者コンソール系のアセットを導入すると、
Unity開発中の「確認作業」や「試行錯誤」がかなりラクになります。
特に大きいのは、ゲーム実行中に直接デバッグできるという点です。
実行中にログをリアルタイムで確認できる
エディタのConsoleを見なくても、
ゲーム画面上でログをそのまま確認できるようになります。
・特定のログだけをフィルタしたい
・実機(スマホ)で何が起きているか知りたい
こんな場面では、インゲームコンソールが本当に助けになります。
変数やフラグをその場で変更できる
HP、スピード、攻撃力、Boolフラグなどを、
再生停止せずにその場で変更できるのも大きなメリットです。
バランス調整や挙動確認が一瞬でできるので、
「数値変えて → 再生 → 確認」のループから解放されます。
コマンド入力・チート実行ができる
開発者コンソール型のアセットでは、
テキストコマンドを入力して処理を実行できます。
・ステージスキップ
・アイテム付与
・イベント強制発火
といったテスト専用コマンドを用意しておくと、
QAやデバッグ作業の効率が段違いになります。
QA・運営フェーズでも使える
これらのアセットは、開発中だけでなく、
QAテストや運営フェーズでも非常に役立ちます。
ログの取り方や履歴管理をしっかり設計しておくと、
不具合の再現や原因特定がかなりスムーズになります。
ログ設計そのものについては、こちらの記事も参考になります👇
このあと紹介するアセットは、
こうしたデバッグ作業をほぼ導入するだけで実現できるものばかりです。

次の章から、それぞれの特徴や向いている人を、
やさしく順番に見ていきますね 😊
おすすめデバッグUI・開発者コンソールアセット紹介
SRDebugger – Console & Tools On-Device
モバイル向けUnity開発をしているなら、まず名前が挙がる定番アセットが SRDebugger です。
最大の特徴は、スマホ実機上でそのまま使えるデバッグUIが最初から完成している点。 ログ表示はもちろん、スライダーやトグルで変数を操作できるのがとても便利です。
・ゲーム内でオプションを切り替えたい
・実機で挙動を見ながら数値調整したい
そんな場面では、ほぼこれ一択と言っていいレベルです。
UIも見やすく、QA担当や非エンジニアの人にも渡しやすいので、
運営フェーズまで見据えているプロジェクトと相性がいいですね。
EasyConsole – In Game Debug Console
「とにかくシンプルで軽いコンソールがほしい」という人に向いているのが EasyConsole です。
こちらはUI盛り盛りというより、
コマンド入力中心のインゲームコンソールという印象。
・warp stage2
・additem sword 10
・godmode on
こういったテスト用コマンドをサクッと実行したい人には、かなり使いやすいです。
構成もシンプルなので、
個人開発や小規模プロジェクトで「とりあえず1本入れたい」場合にも向いています。
InspectMe Pro – Advanced Tree View Debugging & Inspection Toolkit
InspectMe Proは、ちょっと玄人向け寄りのアセットです。
特徴は、実行中のオブジェクト構造や状態をツリー形式で可視化できるところ。
「今このオブジェクト、どんな状態になってる?」
「どの値がどこで変わった?」
こういった疑問を、
Hierarchy+Inspectorを見ている感覚で確認できます。
実行中に値を触れる分、事故を防ぐ設計も重要になりますが、
その考え方については、こちらの記事が参考になります👇
中〜上級者向けですが、ハマると手放せなくなるタイプのアセットです。
Debug Toolkit – In Game Console
Debug Toolkit は、「デバッグでやりたいことを一通りまとめて用意しました」というタイプのアセットです。
ログ表示・コマンド実行・各種デバッグ情報の表示など、
インゲームデバッグに欲しい機能が一通り揃っているのが特徴。
UIもそこまでクセがなく、
「SRDebuggerほど作り込まなくていいけど、機能は欲しい」
という中間ポジションを狙いたい人に向いています。
個人開発〜小規模チームまで、
幅広く使いやすいバランス型のアセットですね。
Developer Console
Developer Console は、いわゆる「王道の開発者コンソール」系アセットです。
テキスト入力によるコマンド実行を中心に設計されており、
PCゲームやFPS、TPS系のプロジェクトと特に相性がいい印象があります。
・noclip
・give weapon
・setlevel 5
こういったコマンドベースの操作に慣れている人なら、
かなり直感的に使えるはずです。
UIがシンプルなので、
「見た目より機能重視」「自分で拡張したい」タイプの人向けですね。
Editor Console Pro
ここまで紹介してきた中で、
少し毛色が違うのが Editor Console Pro です。
こちらはインゲーム用というより、
UnityエディタのConsole自体を超強化するアセット。
ログのフィルタ・検索・色分け・管理機能が非常に強力で、
大規模プロジェクトやログが大量に出る開発現場ほど真価を発揮します。
ログを「ただ見る」だけでなく、
履歴として活用したい人には特におすすめです。
ログを活かす設計については、こちらの記事も参考になります👇
Runtime Debugger Toolkit
Runtime Debugger Toolkit は、かなり攻めたデバッグ体験ができるアセットです。
特徴は、実行中にHierarchyやInspectorのような操作ができる点。
「Unity Editorをそのままゲーム内に持ってきた」
と言うと、イメージしやすいかもしれません。
・オブジェクト構造の確認
・コンポーネントの状態チェック
・値の変更
これらを再生中・実機上で行えるため、
複雑な挙動の原因調査や、再現しづらいバグの調査に非常に強いです。
その分、製品版に入れるかどうかは慎重な判断が必要ですが、
開発中のデバッグ効率という意味では、間違いなくトップクラスのアセットですね。
デバッグUI・開発者コンソールアセット比較表
| アセット名 | 主な用途 | 強み・特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| SRDebugger | モバイル向けデバッグUI | 実機対応・GUI操作・QAにも渡しやすい | スマホゲーム/運営・QAを見据えた開発 |
| EasyConsole | インゲームコンソール | 軽量・シンプル・導入が簡単 | 個人開発/小規模プロジェクト |
| InspectMe Pro | 状態可視化・デバッグ | ツリー表示で実行中状態を把握 | 中〜上級者/複雑な挙動を追いたい人 |
| Debug Toolkit | 多機能デバッグUI | ログ・コマンドなど一通り揃う | 万能型を探している人 |
| Developer Console | コマンドベースコンソール | 王道UI・拡張しやすい | PCゲーム/FPS・TPS系 |
| Editor Console Pro | エディタConsole強化 | ログ管理・検索・分析が強力 | 大規模開発/ログ量が多い現場 |
| Runtime Debugger Toolkit | 実行中デバッグ操作 | Hierarchy/Inspector感覚で操作可能 | 原因不明バグを徹底的に追いたい人 |
まとめ|どのデバッグUI・開発者コンソールアセットを選ぶべき?
ここまで、Unityで使えるデバッグ用UI・開発者コンソール系アセットを紹介してきました。
正直に言うと、「これが絶対の正解!」という一本はありません。
大事なのは、自分の開発スタイルに合っているかどうかです。
とりあえず1つ入れるなら
迷ったら、SRDebugger か Debug Toolkit を選んでおくと失敗しにくいです。
SRDebuggerは、UIが分かりやすく実機対応も強力なので、
「デバッグUIを初めて導入する人」にも安心しておすすめできます。
Debug Toolkitは機能のバランスが良く、
「必要なものを一通り揃えたい」タイプの人向けですね。
モバイルゲーム開発なら
スマホ実機でのデバッグが前提なら、
SRDebugger はかなり心強い存在です。
実行中にオプションを切り替えたり、数値を調整したりできるので、
ビルド → 実機確認 → 微調整、のサイクルが一気に短くなります。
コマンド派・PCゲーム寄りなら
テキストコマンドで操作したい人や、
FPS・TPS系の開発では Developer Console がしっくり来ると思います。
余計なUIがなく、拡張しやすいので、
「自分好みに育てたい」タイプの人にも向いています。
原因不明のバグに悩まされているなら
「なぜこの値が変わっているのか分からない…」
そんな状況が多いなら、InspectMe Pro や Runtime Debugger Toolkit が活躍します。
実行中の状態をそのまま覗けるので、
バグ調査のストレスがかなり減ります。
ログが多すぎて地獄になっているなら
ログ量が多いプロジェクトでは、
Editor Console Pro の恩恵がかなり大きいです。
「ログを見る作業」そのものが快適になるので、
大規模開発や長期運営を考えている人には特におすすめですね。
デバッグは地味ですが、
開発効率・精神的な余裕・品質に直結する大事な部分です。
デバッグがラクになると、
「ゲームを作るのが楽しい時間」がちゃんと増えます 😊
ぜひ、自分のプロジェクトに合ったアセットを選んで、
快適なUnity開発環境を作ってみてください。
よくある質問(FAQ)
- Q無料アセットや自作と比べて、本当に買う価値はありますか?
- A
あります。特に開発時間をお金で買いたい人ほど価値を感じやすいです。
デバッグUIや開発者コンソールは自作も可能ですが、
・UI設計
・入力処理
・安全対策(触ってはいけない値の制御)
などを考え始めると、意外と時間を取られます。既存アセットを使えば、
導入したその日から実用レベルのデバッグ環境が手に入るので、
ゲーム本体の開発に集中できるのが一番のメリットです。個人開発や副業開発では、特にコスパが高い投資だと思います。
- Qスマホ(iOS / Android)でも問題なく使えますか?
- A
多くのアセットはスマホ対応していますが、
得意・不得意はかなり分かれます。たとえば、SRDebuggerのように
「最初からモバイル実機を強く意識して作られているアセット」は非常に快適です。一方で、Editor Console Proのように
エディタ拡張がメインのものは、実機デバッグ用途には向きません。スマホゲーム開発の場合は、
「実機で操作しやすいUIかどうか」を基準に選ぶのがおすすめです。
- Q製品版(リリース後)に入れたままでも大丈夫ですか?
- A
基本的には、無効化・削除する前提で考えるのがおすすめです。
多くのアセットは、
・Development Build のみ有効
・特定フラグが立っているときだけ表示
といった制御ができるようになっています。うまく管理すれば、運営用の隠しデバッグ機能として残すことも可能ですが、
セキュリティやチート対策の観点では慎重な判断が必要です。「開発中は全力で使う、リリース前にきちんと切る」
このルールを守っておくと安心ですね。










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