✅ Unityで“水”の表現はここまで来た!
ゲームの中で「水」の表現って、意外と重要な要素なんです。
波が揺れる海、雨に濡れた地面、キラキラ反射する湖面……。
そんな“水の演出”がリアルに描かれているだけで、ゲームの没入感ってグッと上がりますよね。
でも、Unityでリアルな水やトゥーン調の水を再現しようとすると、「シェーダーが難しそう」「描画負荷が高いのでは?」といった不安もあるはず。
そこで登場するのが、Unity Asset Storeで入手できる水系アセットたちです!
最近では、HDRPやURP対応で美しい水面を描画できる高機能アセットがたくさん登場していて、
初心者でも簡単にリアルな海やアニメ風の水を導入できるようになりました。
中には、水中の視界変化や波のシミュレーション、雨エフェクトなどもワンタッチで実装できるものも。
この記事では、リアル系・トゥーン系・雨・水しぶきなど、目的別におすすめの水アセットをピックアップして紹介していきます。
あなたのゲームにピッタリの水エフェクトがきっと見つかるはずです!
🌊【1】リアルな水面・海・湖を再現するアセット
「まるで実写!?」と思わせるような水の表現をUnityで実現したいなら、まずはこのセクションで紹介するアセットからチェックしてみてください。
波のうねり、水中のゆらぎ、反射や泡の描写まで、超リアルな演出が手軽に取り入れられます。
🔷 KWS2 Dynamic Water System
KWSシリーズの中でも最上位版である「KWS2」は、物理ベースで動く水の波や、水中の視界エフェクト、船やオブジェクトとのインタラクションまで再現可能な超高機能ウォーターシステムです。
✅ 特徴
- 波の自動生成&リアルな揺れ
- カメラが水中に入ったときの視界演出
- 反射・屈折・ノーマルマップを使った美しい表現
- 動的な浮力と水流の挙動
🎮 こんなゲームにおすすめ
- 海を舞台にしたアクションゲーム
- サバイバル系のオープンワールド
- ボートや水中演出が必要な作品
⚠️ 高品質な分、少し重め。PC/ハイエンド向け作品に向いています!
🔷 Oceanis 2024 Pro – URP Water Framework
URP専用ながら、軽量かつ美しい海の描写ができるOceanisは、スマホ〜PCまで幅広く対応した現代的なウォーターシステム。水深によって色が変わったり、波のサイズを調整したり、シンプルだけど高品質な仕上がりが魅力です。
✅ 特徴
- カスタマイズ可能な波と色設定
- GPUパフォーマンスに最適化された設計
- スマホ対応◎
🎮 こんなゲームにおすすめ
- 広いマップに自然の海を配置したい
- 水表現にこだわりたいモバイル向けゲーム
- リアル感と動作の軽さを両立したい場合
🔷 Universal Water System(URP対応)
導入がとにかく簡単で、URP専用のシンプルなウォーターシェーダーを探している人にぴったりのアセットです。
リフレクション、シャドウ、波などの演出もプリセットから選ぶだけで再現でき、Unity初心者でも安心して使えるのがうれしいポイント。
✅ 特徴
- URPに最適化された軽量構成
- クリック操作で簡単設置
- 水しぶきや波エフェクトも搭載
🎮 こんなゲームにおすすめ
- スマホゲーム、カジュアル3Dゲーム
- 短期間でリリースしたいプロジェクト
- Unityの水表現に初挑戦する方
🌧【2】シーンの雰囲気を高める雨・エフェクトアセット
ゲームの空気感って、視覚エフェクトの工夫だけでガラッと変わりますよね。
特に「雨」や「水のしぶき」「濡れた地面」などの演出は、感情や雰囲気を引き出すのに最適。
このセクションでは、そんな雨や水に関する演出を強化するアセットをご紹介します。
🔷 Rain
シンプルに「雨」を表現したいなら、このアセットが大本命!
しずく・水たまり・しぶき・水煙などの細かい演出がまとめて収録されており、組み合わせ次第でシーンの湿度感が一気にアップします。
✅ 特徴
- 軽量でどのシーンにも導入しやすい
- スプラッシュや水の波紋、雨粒など豊富なプリセット
- URP/HDRP/スタンダード対応
🎮 こんなゲームにおすすめ
- 雨の街、霧の中、梅雨の山道などを舞台にした作品
- シリアス・ホラー・ミステリー系の雰囲気演出
- 劇的なイベントシーンやカットシーン
💡 地面を濡らしたような表現も簡単に実装可能!
🔷 Interactive Water System & Underwater Effect
このアセットは水面とのインタラクション(足跡・しぶき)や水中の視界表現まで一括で行える万能型!
リアルタイムで水を「踏んだ」「ジャンプした」「泳いだ」などの動きに反応して、しぶきが上がる様子は見た目のリアリティを格段に上げてくれます。
✅ 特徴
- プレイヤーが触れると水しぶきが出るインタラクション演出
- 水中に入ると視界がぼやけるリアルな水中エフェクト
- 他のウォーターアセットと併用も可能
🎮 こんなゲームにおすすめ
- 水辺を歩く、泳ぐアクションゲーム
- 川や沼を通る冒険シーン
- 水中探検・ダイビング系の演出を入れたいとき
💡 繊細な水の表現は、プレイヤー体験を大きく向上させます!
💧【3】スタイライズド(トゥーン・アニメ風)な水アセット
リアルな水もいいけれど、ゲームの雰囲気に合った“スタイライズドな水”を探している方も多いのではないでしょうか?
このセクションでは、アニメ調やトゥーンレンダリングにマッチする美しい&個性的な水アセットをご紹介します。
🔷 Stylized Water 3
Unityでアニメ風・トゥーン調の水表現をしたいなら、これ一択と言ってもいいほどの人気アセット!
青く澄んだ水、泡の粒、水面に映る空の反射などが絵本のように美しく描かれます。しかもURP・HDRPに対応していて、拡張性もバツグン。
✅ 特徴
- 水面・泡・波・透明度を細かく調整可能
- 雨・昼夜・風などの環境変化に対応
- シェーダー初心者でもGUIから簡単に調整できる
🎮 こんなゲームにおすすめ
- 牧場物語系・ゼルダ風などのファンタジーRPG
- アニメ調の3Dアクション・パズル・ADV
- トゥーンスタイルのカジュアル・癒し系作品
🌟 ゲームのビジュアルを“オシャレに”したい方に超おすすめ!
🧭【4】描画パイプライン別のKWSシリーズ
Unityでは描画方法によって「スタンダード(Built-in)」「URP」「HDRP」といったレンダーパイプラインの違いがあります。
そして、それぞれに対応したKWS Water Systemが用意されているのが魅力ポイント。
ここでは、どのKWSアセットが自分の環境に合っているのかをわかりやすく整理していきます。
🔷 KWS Water System – Standard Rendering
Unityの「スタンダードパイプライン」を使用している方向けのKWSです。
古いバージョンのUnityや、既存のプロジェクトに導入しやすいのが特徴。
✅ 特徴
- 標準的なUnity環境でも導入しやすい
- カスタムシェーダー不要でセットアップ簡単
- 見た目はKWSらしいリアル志向の水表現
👍 「まだURP/HDRPに移行してないよ!」という方にはこちらが最適!
🔷 KWS Water System – URP Rendering
軽量で人気の高い「URP(Universal Render Pipeline)」に完全対応したバージョン。
スマホ〜PCまで幅広く対応できるうえ、見た目の美しさもハイクオリティ!
✅ 特徴
- スマホやVRでも動く軽量設計
- URPに最適化された水の表現と反射
- 高度なカスタマイズも可能
💡 「Stylized Water 3」などのURP系アセットとも併用しやすいです。
🔷 KWS Water System – HDRP Rendering
超リアルな描写を実現したいなら、HDRP(High Definition Render Pipeline)対応版の出番!
反射、屈折、カスタムライト対応など、映画のような映像を目指せる水表現が可能です。
✅ 特徴
- 高精細なグラフィックを活かした水演出
- ボリュームライトやポストプロセスとの相性も抜群
- PC/コンソール向けの高品質タイトル向き
⚠️ パフォーマンスは重めなので、スペックに余裕のあるゲーム向け!
📊【5】どれを選ぶ?水アセットの比較まとめ
ここまでご紹介してきたアセットを、「対応パイプライン」「特徴」「おすすめ用途」「価格感」で比較してみましょう。
用途や描画環境に応じて、自分にピッタリのアセットを見つける参考にしてください!
アセット名 | 対応パイプライン | 主な特徴 | おすすめ用途 | 価格帯 | 詳細リンク |
---|---|---|---|---|---|
KWS2 Dynamic Water System | URP / HDRP / Built-in | 超リアル・水中視界・浮力演出 | 高品質な3Dゲーム全般 | 高 | ▶ アセットを見る |
Oceanis 2024 Pro | URP専用 | 軽量でリアル・スマホ対応 | 海・湖・スマホ向け3Dゲーム | 中 | ▶ アセットを見る |
Universal Water System | URP専用 | 超軽量・簡単導入 | カジュアル・モバイル向け | 低〜中 | ▶ アセットを見る |
Stylized Water 3 | URP / HDRP | トゥーン・泡・波表現が美しい | ファンタジー・牧場系・RPG | 中 | ▶ アセットを見る |
Rain | 全対応 | 雨・水しぶき・ぬれ演出が豊富 | 雨の街・ホラー・演出用 | 低 | ▶ アセットを見る |
Interactive Water System | 全対応 | 水しぶき・水中視界・インタラクティブ | 水辺でのリアルな挙動再現 | 中 | ▶ アセットを見る |
KWS URP / HDRP / Standard | 専用パイプライン | パイプライン別に最適化 | 環境に合わせて選べる構成 | 中〜高 | ▶ URP版 / ▶ HDRP版 / ▶ Standard版 |

それぞれのアセットには得意なジャンルや描画パイプラインがあります。
「リアルさ重視」「軽さ優先」「スタイルに合った見た目」など、自分のプロジェクトに合ったアセットを選ぶのが成功のカギです!
よくある質問(FAQ)
- QURP・HDRP・スタンダードって何が違うの?どれを選べばいい?
- A
Unityのレンダリング方式の違いです。
- スタンダード(Built-in):古くからある基本の描画方式。シンプルな構成のプロジェクト向き。
- URP(Universal Render Pipeline):軽量で汎用性が高く、スマホ〜PCまで幅広く対応。
- HDRP(High Definition Render Pipeline):高画質でリッチな演出向け。リアルな映像表現に最適。
自分のプロジェクトのターゲットデバイス(PC、スマホ、VRなど)に合わせて選びましょう!
- Q水アセットって重くなりますか?スマホでも使えますか?
- A
アセットによります。
- KWS2やHDRP対応の水アセットは高品質なぶん、PCやコンソール向けです。
- OceanisやUniversal Water Systemはスマホや軽量なゲームにも対応しているので安心です。
- Q複数のアセットを組み合わせて使っても大丈夫?
- A
基本的にはOKですが、描画パイプラインが同じ環境に対応していることを確認しましょう。
例えば:- Stylized Water 3(URP)+Rain(全パイプライン対応) → OK
- KWS URP版+Interactive Water System(全対応) → OK
- HDRP用とURP用を同時に使用 → NG(競合の可能性あり)