UnityUnityメモ

Unity 2022以降で使えない古いアセットの対処法と代替策まとめ

Unity
  1. 1. はじめに
  2. 2. なぜ古いアセットが使えなくなるのか?
    1. ① UnityのAPI(命令のルール)が変わったから
    2. ② サポートされない機能が含まれている
    3. ③ アセットの開発者がアップデートしていない
  3. 3. よくあるエラーとその対処法
    1. エラー①:古い命令(API)が使われている
    2. エラー②:Standard Assetsが読み込めない
    3. エラー③:Prefabのエラー(UIやマテリアルが壊れる)
    4. エラー④:UnityScriptが含まれている
    5. 🛠 エラーが多いときの対処法まとめ
  4. 4. アセットを復活させる方法(上級者向け)
    1. 方法①:スクリプトを書き換えて修正する
    2. 方法②:Unityのバージョンを下げて使う
    3. 方法③:古いプロジェクトを別で管理する
    4. 方法④:フォーラムやGitHubの修正版を探す
  5. 5. 代替アセットを見つけるコツ
    1. コツ①:Unity Asset Storeの検索フィルターを活用!
    2. コツ②:「似た機能」で検索ワードを工夫しよう
    3. コツ③:レビューと更新履歴をチェック!
    4. コツ④:Unity公式の無料アセットも要チェック!
  6. 6. トラブル回避のためにできること
    1. ✅ポイント①:アセットの「対応バージョン」を確認する
    2. ✅ポイント②:更新履歴を確認しよう
    3. ✅ポイント③:レビューを読む!
    4. ✅ポイント④:使う前にバックアップをとっておく
    5. ✅ポイント⑤:アセットの公式ページやドキュメントを読む
  7. 7. まとめ
  8. よくある質問(FAQ)
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1. はじめに

Unityを使ってゲームを作っていると、「アセットストアで買った素材が急に使えなくなった!」なんて経験、ありませんか?
とくにUnityのバージョンを2022以降にアップデートしたときに、この問題がよく起こるんです。

アセットとは、ゲームに使う「素材」や「便利ツール」のこと。たとえばキャラクターの3Dモデルや、動きを簡単につけてくれるスクリプトなどが含まれます。Unityアセットストアには本当にたくさんのアセットがあって、初心者でもプロっぽいゲームが作れるようになる、すごく便利な存在ですよね。

でも、Unityはどんどん進化していて、バージョンが新しくなると、古いアセットが「今のUnityでは使えませんよ〜」って言われちゃうことがあるんです。これは、新しいUnityが使うルール(=API)が変わったり、古い書き方がサポートされなくなったりするから。

せっかく買ったアセットが使えないと、ガッカリしちゃいますよね。でも大丈夫!
この記事では、そんな「Unity 2022以降で使えない古いアセット」にどう対応すればいいのか、わかりやすく解説していきます。使えるように直す方法や、別のアセットで代用するアイデアも紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!




2. なぜ古いアセットが使えなくなるのか?

Unityをアップデートすると、前に使えていたアセットが突然使えなくなることがあります。
「えっ、昨日まで普通に動いてたのに!?」って驚くかもしれませんが、これはけっこうよくあることなんです。

じゃあ、なぜ古いアセットが新しいUnityで使えなくなるのか?その理由は大きく3つあります。


① UnityのAPI(命令のルール)が変わったから

Unityでは、スクリプトの命令文(API)がバージョンごとに少しずつ変わっていきます。
たとえば、昔のバージョンでは Application.LoadLevel() という命令が使われていましたが、今ではこれは非推奨(使っちゃダメ)になっていて、代わりに SceneManager.LoadScene() を使う必要があります。

古いアセットは、昔の命令をそのまま使っていることが多いので、新しいUnityではエラーが出ちゃうんです。


② サポートされない機能が含まれている

Unity 2022以降では、古い「Standard Assets(スタンダードアセット)」や、「UnityScript(昔のスクリプト言語)」などのサポートが終了しています。
これらが含まれているアセットは、新しいUnityではうまく読み込めなかったり、使えなかったりするんです。


③ アセットの開発者がアップデートしていない

Unityアセットストアにあるアセットは、販売者や制作者が定期的にアップデートして対応してくれるものもありますが、すべてがそうではありません。
中には、何年も更新されていないアセットもあります。そういうアセットは、新しいUnityでは動かないことが多くなります。

こういった理由で、古いアセットはUnityの新しいバージョンに対応できず、エラーが出たり、読み込めなかったりするわけです。




3. よくあるエラーとその対処法

さて、ここでは実際に「古いアセットをUnity 2022以降で使おうとしたときに出やすいエラー」と、それをどう直すかをご紹介します。
ちょっとした修正だけで使えるようになるケースも多いので、焦らずにひとつずつ見ていきましょう!


エラー①:古い命令(API)が使われている

✏️エラー内容の例:

error CS0619: 'Application.LoadLevel(string)' is obsolete: 'Use SceneManager.LoadScene instead.'

✅解決方法:

このエラーは、「古い命令を使ってるよ〜。今は新しい命令にしてね!」って教えてくれています。

たとえば、

Application.LoadLevel("GameScene");

となっていたら、これを以下のように書き換えます:

using UnityEngine.SceneManagement;

SceneManager.LoadScene("GameScene");

💡ポイント:スクリプトの上のほうに using UnityEngine.SceneManagement; を追加するのを忘れずに!


エラー②:Standard Assetsが読み込めない

✏️エラー内容の例:

「Standard Assets フォルダの中のスクリプトがエラーを出している」

✅解決方法:

Standard AssetsはUnityが昔配布していた便利な素材集ですが、最近のUnityではサポートされていません。

代わりに、以下の対処法があります:

  • 不要なStandard Assetsは削除する
  • 必要な機能だけを他のアセットで代用する
  • スクリプトをエラーが出ないように修正する(ちょっと上級者向け)

エラー③:Prefabのエラー(UIやマテリアルが壊れる)

✏️エラー内容の例:

  • 「Missing Prefab」
  • マテリアルがピンク色になっている(=マテリアル読み込み失敗)

✅解決方法:

  • Prefabが壊れている場合は、もう一度インポートし直してみましょう。
  • ピンクになっているマテリアルは、Unityのレンダーパイプライン(URPやHDRP)の変更が原因です。 その場合は、マテリアルを手動で作り直すか、対応したShaderに差し替えましょう。

エラー④:UnityScriptが含まれている

✏️エラー内容の例:

「.jsファイルがあるけど、Unityでは使えません!」

✅解決方法:

UnityScript(.jsファイル)は完全にサポート終了しています。これが含まれているアセットは、

  • その部分を削除しても動作するか確認する
  • C#に書き直す(かなり上級者向け)

🛠 エラーが多いときの対処法まとめ

わからない単語はコピーして検索する(UnityフォーラムやStackOverflowが便利!)

コンソールのエラーメッセージをしっかり読む

エラー箇所のスクリプトをダブルクリックして該当行を確認する




4. アセットを復活させる方法(上級者向け)

「どうしてもこのアセットを使いたい!」「同じ機能のアセットが他にない…」
そんなときは、古いアセットを復活させる方法にチャレンジしてみましょう。ただし、ここからはちょっと上級者向けの内容になります。でも、ひとつずつ試していけば、初心者でもできることもありますよ!


方法①:スクリプトを書き換えて修正する

古いアセットのエラーの多くは、使っている命令(API)が古いことが原因です。
前のセクションで紹介したように、新しい命令に書き換えることで使えるようになることもあります。

例:

// 古い書き方(エラーになる)
Application.LoadLevel("Main");

// 新しい書き方(修正後)
SceneManager.LoadScene("Main");

スクリプトを開いてエラーが出ている行を見つけたら、「Unity エラー名」や「Unity メソッド名 替え方」などで検索して、新しい書き方を調べてみましょう。


方法②:Unityのバージョンを下げて使う

どうしても直せないときは、アセットが正常に動いていた「古いUnityバージョン」で開いて使う、という手もあります。

✅やり方:

  1. Unity Hubを開く
  2. 「インストール」から古いバージョン(例:Unity 2020.3)を追加する
  3. プロジェクトの「Unityバージョン」を右クリックで変更する

💡この方法ならエラーなしで使える可能性が高いですが、将来的なアップデートに備えて、Unityのバージョン管理には注意が必要です。


方法③:古いプロジェクトを別で管理する

プロジェクトをUnity 2022に移行せず、古いまま別で保存しておくという方法です。
Unity Hubを使えば、複数のバージョンをインストールしておいて、プロジェクトごとに使い分けることができます。

✅おすすめの運用:

  • Unity 2020で古いアセット専用プロジェクトを残す
  • Unity 2022では新しいアセットや機能を使って開発する

このようにしておけば、無理にすべてを新バージョンに合わせなくても、安定した開発ができます。


方法④:フォーラムやGitHubの修正版を探す

古いアセットの中には、有志が修正版を作って公開してくれていることがあります。
Unityフォーラム、GitHub、またはアセットのレビュー欄などをチェックしてみましょう。

これらの方法を使えば、使えなくなったアセットも復活できる可能性があります。
ちょっと手間はかかりますが、ゲーム開発のスキルアップにもつながるので、挑戦してみるのもアリですよ!




5. 代替アセットを見つけるコツ

古いアセットを修正するのって、正直けっこう大変ですよね。
「なんとか復活させようと思ったけど、コードが難しすぎてお手上げ!」なんて人も多いと思います。

そんなときは、似たような機能や見た目を持った「代替アセット」を探すのがオススメです!
ここでは、代替アセットを効率よく見つけるためのコツをいくつか紹介します。


コツ①:Unity Asset Storeの検索フィルターを活用!

Asset Storeでは、検索バーの下にいろんなフィルターがあります。これをうまく使うと、自分に合ったアセットを見つけやすくなりますよ。

🔍おすすめのフィルター:

  • Unityバージョン:自分が使っているバージョン(例:2022.3)にチェック
  • Render Pipeline対応:URP/HDRPなどにチェック(ピンクになるマテリアル回避!)
  • 価格:「無料」で探すこともできる
  • 更新日が新しい順:最新のアセットを優先的に表示できる

コツ②:「似た機能」で検索ワードを工夫しよう

たとえば、古い「ジャンプ機能付きキャラコントローラー」が動かなくなった場合、検索キーワードを変えて探してみましょう。

❌ありがちな検索:

  • 「古いキャラコントローラー」
    →ヒットしにくい…

✅おすすめ検索例:

  • 「Third Person Controller」
  • 「Player Movement System」
  • 「Character Controller URP Compatible」

こういったワードの方が、今もメンテされている人気アセットが出てきやすいです。


コツ③:レビューと更新履歴をチェック!

アセットを選ぶときは、レビューの内容も大事な判断材料になります。
特にこんなポイントに注目してみてください:

  • 「Unity 2022で使えました!」というレビューがあるか?
  • 「最近もアップデートされているか?」(更新日をチェック)
  • 「サポート対応が丁寧か?」(レビューで作者への感謝があるか)

レビューが良くて、最近までアップデートされているアセットなら安心です!


コツ④:Unity公式の無料アセットも要チェック!

Unity Technologiesが配布している公式アセットには、品質が高くて無料のものもたくさんあります。

✅代表的な公式アセット:

  • Starter Assets – Third Person Character Controller
  • 2D Game Kit
  • Unity Asset Samples(URP、HDRP対応)

「Unity公式」や「Unity Technologies」と書かれているものは信頼性も高く、バージョン対応も早いのでおすすめですよ!

代替アセットを上手に探せば、無理して古いアセットを修正しなくても、もっと便利で使いやすいものに出会えるかもしれません!




6. トラブル回避のためにできること

Unityでアセットを使っていて「うわっ、これエラー出るじゃん…!」ってなるのは、誰でも一度は通る道です。
でも、事前にちょっとだけ注意しておくだけで、こうしたトラブルをグッと減らせるんです!

ここでは、アセットを選ぶとき&使うときに気をつけておきたいポイントをまとめて紹介します!


✅ポイント①:アセットの「対応バージョン」を確認する

Asset Storeでは、アセットごとに「対応しているUnityのバージョン」が表示されています。

チェック方法:

アセットページの「テクニカル詳細(Technical details)」にある
👉 Unity バージョン:〇〇以上 という項目を確認!

自分が使っているUnityのバージョンと一致していない場合、エラーになる可能性が高いです。
購入前に必ずチェックしておきましょう!


✅ポイント②:更新履歴を確認しよう

更新されていないアセットは、最新のUnityでは動かないことが多いです。

チェック方法:

アセットページの下の方にある「リリースノート」や「更新履歴」を見てみましょう。

  • 最終更新が3年以上前 → 古いままかも…
  • 最近もアップデートあり → 今でも使いやすい可能性大!

✅ポイント③:レビューを読む!

レビュー欄には、実際に使った人たちのリアルな声が載っています。

特にチェックしたいのはこんなコメント:

  • 「Unity 2022でも問題なく動きました」
  • 「URP/HDRPでもOK」
  • 「アップデート対応が早くて安心」

逆に「動かなかった」「サポートがない」などの声が多いアセットは避けた方が安心です。


✅ポイント④:使う前にバックアップをとっておく

アセットをプロジェクトにインポートする前に、プロジェクト全体をコピーして保存しておきましょう。
エラーが出たときにすぐ戻れるので安心です!


✅ポイント⑤:アセットの公式ページやドキュメントを読む

販売ページや付属のPDFに、対応バージョンや使い方が詳しく書かれていることがあります。
使い方にコツがある場合もあるので、インポート前にざっと目を通しておくと安心です!

これらのポイントを知っておくだけで、「使えないアセットを買っちゃった…」という悲しいトラブルを回避しやすくなります。
ちょっとした事前チェックが、スムーズな開発への近道ですよ!




7. まとめ

Unity 2022以降では、古いアセットが使えなくなるケースが増えてきました。
原因は主に、Unityのアップデートによる命令(API)の変更や、非対応の機能の使用アセットの更新停止などです。

でも、安心してください!
今回ご紹介したように、以下の方法で対応することができます:

  • スクリプトの書き換えでエラーを修正する
  • 古いUnityバージョンで開いて使う
  • 代替アセットをAsset Storeで探す
  • アセット選びのコツを押さえてトラブルを予防する

古いアセットに悩まされたら、まずは焦らずエラーメッセージを読み、1つずつ対処していきましょう。
そして今後は「対応バージョンの確認」や「レビューのチェック」など、アセット選びの工夫でトラブルを未然に防げるようになりますよ!

Unity開発はトライ&エラーの繰り返し。でも、それがまた楽しかったりしますよね 😊
あなたのゲーム制作がもっとスムーズに、もっと楽しくなるように応援しています!




よくある質問(FAQ)

Q
アセットを自分で修正するのって難しいですか?
A

内容によりますが、エラーメッセージを読んで調べながら修正すれば、初心者でも対応できる場合があります。まずは1つずつトライしてみましょう!

Q
Unityのバージョンを下げるとどうなりますか?
A

古いアセットがそのまま使える可能性があります。ただし、新しい機能が使えなくなることもあるので、プロジェクトごとに使い分けるのがオススメです。

Q
代替アセットはどこで探すのがいいですか?
A

Unity Asset Storeで、フィルター(Unityバージョン、URP/HDRP対応など)や検索キーワードを工夫すると見つけやすくなります。レビューや更新日も必ずチェック!

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