はじめに
こんにちは!Unityの使い方シリーズ第15回へようこそ!
今回はUnityで「サウンドを追加する方法」についてお話しします。ゲームに音をつけると、プレイしている人がもっとワクワクしたり、楽しく感じたりしますよね。例えば、キャラクターがジャンプしたときの効果音や、背景で流れるBGMがあると、一気にゲームのクオリティが上がります。
この記事では、サウンドを準備するところから、Unityに追加して実際に再生する方法まで、やさしく説明していきます。
2. サウンドを準備しよう
それでは、まずはゲームに使うサウンドを準備しましょう!
① 使用する音声ファイルを選ぼう
Unityで使える音声ファイルの形式は主に以下の2つです:
- WAV形式(高音質でおすすめ)
- MP3形式(容量を節約したい場合に便利)
お好みのサウンド素材を用意してください。効果音やBGMは、無料素材サイトやUnity Asset Storeからダウンロードするのが便利です。
② Unityにサウンドをインポートする方法
サウンドファイルをUnityに追加するのも、とっても簡単です!以下の手順で進めましょう:
- プロジェクトウィンドウを右クリックします。
- 「Import New Asset」を選択します。
- ファイル選択画面が開くので、準備した音声ファイルを選んで「開く」をクリック。

ファイルを直接プロジェクトウィンドウにドラッグ&ドロップしても追加できます!
インポートした音声ファイルは、プロジェクトウィンドウの中に表示されます。
3. サウンドをオブジェクトに設定しよう
音声ファイルをUnityにインポートできたら、次はそのサウンドをゲーム内で使えるように設定します。サウンドを再生するには「Audio Source」というコンポーネントを使います。これもとっても簡単なので、一緒にやってみましょう!
① 空のGameObjectを作成しよう
サウンドを再生するための「土台」となるGameObjectを作成します。
- ヒエラルキーウィンドウを右クリックします。
- 「Create Empty」を選択します。
- 作成されたGameObjectの名前を変更しておきましょう(例:「SoundPlayer」)。
空のGameObjectは見えませんが、ゲーム内でサウンドを再生する役割を持ちます。
② Audio Sourceコンポーネントを追加しよう
次に、このGameObjectにサウンドを再生するための「Audio Source」を追加します。
- インスペクターウィンドウを開く(作成したGameObjectをクリックすると表示されます)。
- 「Add Component」ボタンをクリックします。
- 表示された検索バーに「Audio Source」と入力し、「Audio Source」を選択します。

これでGameObjectにAudio Sourceコンポーネントが追加されました!
③ サウンドファイルを設定しよう
Audio Sourceが追加できたら、実際のサウンドファイルを設定します。
- Audio Sourceコンポーネントの「Audio Clip(Audio Resours)」欄を見つけます。
- プロジェクトウィンドウからインポートしたサウンドファイルをドラッグ&ドロップして、「Audio Clip」に設定します。
これで、GameObjectが指定したサウンドを再生できるようになりました!
④ 再生オプションを確認しよう
サウンドの再生方法をカスタマイズするために、以下の項目を確認しておきましょう:
- Play On Awake:チェックを入れるとゲーム開始時に自動で再生します。
- Loop:チェックを入れるとサウンドが繰り返し再生されます(BGMに便利)。
4. サウンドを再生してみよう
ここまで準備ができたら、いよいよゲーム内でサウンドを再生してみましょう!Unityでは、サウンドを自動再生したり、特定のタイミングで再生することができます。まずは自動再生の確認から始めましょう。
① Play On Awakeで自動再生を確認
「Play On Awake」を使えば、ゲームが始まった瞬間にサウンドが再生されます。この設定を確認してみましょう。
- 作成したGameObject(例:「SoundPlayer」)を選択。
- インスペクターウィンドウのAudio Sourceコンポーネントを確認。
- 「Play On Awake」にチェックが入っていることを確認します。
設定が完了したら、Unityエディターの再生ボタン(三角アイコン)をクリックしてみましょう!ゲームが始まると同時に、設定したサウンドが流れるはずです。
② 再生が確認できない場合
もしサウンドが再生されない場合は、以下をチェックしてみてください:
- 「Audio Clip」に正しいサウンドファイルが設定されているか。
- サウンドのボリュームが0になっていないか(Volume欄を確認)。
- サウンドファイルの形式がUnity対応の形式(WAV、MP3)であるか。
③ ループ再生を試してみよう
BGMのようにサウンドを繰り返し再生したい場合は、「Loop」設定を使います。
- インスペクターウィンドウのAudio Sourceコンポーネントを確認。
- 「Loop」にチェックを入れます。
再び再生ボタンを押すと、サウンドがループして再生されるようになります。
④ 再生をスクリプトで制御
もし「特定のタイミングでサウンドを再生したい!」という場合は、スクリプトを使いましょう。例えば、ゲームが始まるときにスクリプトで再生を開始する場合のコード例を紹介します。
簡単なコード例
- 新しいスクリプトを作成(右クリック→「Create」→「C# Script」)
(Unity6では「Create」→「Scripting」→「C# Script」)。 - スクリプト名を「SoundController」に変更。
- 以下のコードを入力します:
using UnityEngine;
public class SoundController : MonoBehaviour
{
public AudioSource audioSource;
void Start()
{
// ゲーム開始時にサウンドを再生
audioSource.Play();
}
}
- 作成したスクリプトをGameObjectにアタッチ。
- インスペクターウィンドウで「Audio Source」欄に、設定したAudio Sourceをドラッグ&ドロップ。

これで、スクリプトでサウンドを再生する方法も準備完了!ここまでで、基本的なサウンドの再生方法はしっかりマスターできたはずです。
まとめ
今回は、Unityでゲームにサウンドを追加する方法を解説しました。音声ファイルのインポートから、Audio Sourceを使った再生設定、さらにスクリプトを使った制御まで、しっかり学べたと思います!ゲームに音が加わると、グッと臨場感が増して、プレイヤーをワクワクさせる力が強くなりますよね。
サウンドの追加はUnityの基本操作の一部ですが、ゲーム制作全体を学ぶと、さらに面白いアイデアを形にできるようになります。
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よくある質問(Q&A)
- Qサウンドが重複して再生されてしまいます。どうしたらいいですか?
- A
Audio Sourceの「Loop」設定をオフにすると解決することがあります。
- Q無料で使える音素材はどこで見つけられますか?
- A
「Unity Asset Store」や「効果音ラボ」などで探すのがおすすめです。