はじめに
こんにちは!Unityの使い方シリーズ第12回へようこそ!
Unityでゲームやアプリを作っているとき、テキストを表示するシーンってたくさんありますよね?
例えばタイトル画面のロゴや、キャラクターのセリフ、ボタンのラベルなどです。
そんなとき、TextMeshProを使うときれいでカスタマイズしやすい文字が表示できるのでとても便利です!
しかし、「日本語を入力したら文字化けしてしまった…!」 なんて経験はありませんか?
この記事では、TextMeshProに日本語フォントを追加して、文字化けせずにきれいな日本語を表示する方法を初心者向けに分かりやすく解説します!
1.日本語が表示されない理由
TextMeshProは、Unityの標準機能として使えるとても便利なツールですが、日本語フォントは最初から含まれていません。
なぜかというと、TextMeshProの標準フォントは英語用のアルファベットしかサポートしていないからです。
そのため、TextMeshProで日本語のテキストを入力しても、次のようなことが起こります:
- 文字が表示されない(空白のまま)
- **四角いボックス(豆腐文字)**が出てしまう


これは、日本語のフォントデータがないために「どう表示していいか分からない」という状態なんですね。
2. 日本語フォントを準備する
TextMeshProで日本語を表示するには、日本語対応のフォントが必要です。
Unityには標準で日本語フォントが含まれていないので、自分でフォントを用意する必要があります。
手順はとても簡単!一緒にやってみましょう。
手順1:日本語フォントをダウンロードする
以下の方法で日本語フォントを手に入れましょう:
- Google Fontsを使う
- 無料で使えるフォントがたくさんあります。特に「Noto Sans JP」がオススメです!
- ダウンロード手順:
- Google Fontsのサイトにアクセスし、「Noto Sans JP」を検索してダウンロードします。
- フリーフォントサイトを使う
- 「源ノ角ゴシック」や「M+フォント」など、無料で使える日本語フォントが公開されています。
- 注意:フォントにはライセンスがあるので、商用利用する場合は確認してください。
手順2:フォントファイルをUnityに追加する
ダウンロードが完了したら、次のステップに進みましょう。
- ダウンロードしたフォントファイルを確認します。
- 拡張子は「.ttf」または「.otf」が一般的です。
- Unityエディタを開き、フォントファイルをAssetsフォルダにドラッグ&ドロップします。
- プロジェクトウィンドウ内の任意のフォルダに追加してOKです。
- 例:
Assets/Fonts
フォルダを作っておくと管理がしやすいです。

これで日本語フォントの準備が整いました!
次は、このフォントをTextMeshProで使えるように設定していきます。
3. TextMeshProに日本語フォントを追加する
準備した日本語フォントをTextMeshProで使うためには、フォントを「Font Asset」に変換する必要があります。順番にやってみましょう。
手順1:Font Asset Creatorを開く
- Unityの上部メニューから「Window」→「TextMeshPro」→「Font Asset Creator」を選びます。
- Font Asset Creatorウィンドウが開きます。

手順2:日本語フォントを設定する
- Source Font Fileの項目で、先ほど追加した日本語フォント(.ttfまたは.otf)を選びます。
- 右側のフォルダアイコンをクリックして、フォントを指定しましょう。
- Character Setを設定します。
- 「Custom Characters」を選び、必要な文字を入力します。
- japanese_full.txtこちらから日本語入力に必要なテキストをコピーして入力ます。
- 文字数が多いと生成に時間がかかるので、使う予定の文字だけ入力すると軽量化できます。
- Atlas Resolution(解像度)を設定します。
- 初期設定は「512×512」になっていますが、文字数が多い場合は「1024×1024」や「2048×2048」に上げましょう。
- これでフォントが綺麗に表示されやすくなります。
- Generate Font Atlasをクリックします。
- クリックするとフォントアセットが生成され、プレビュー画面にフォントが表示されます。
- 問題がなければ下にスクロールして「Save」をクリックして保存しましょう。

手順3:Font AssetをTextMeshProに設定する
- シーンにTextMeshProのテキストを追加します。
- ヒエラルキーウィンドウを右クリック → 「UI」→「Text – TextMeshPro」を選びます。
- TextMeshProのオブジェクトを選び、Inspectorウィンドウを確認します。
- 「Font Asset」という項目に、先ほど生成したFont Assetをドラッグ&ドロップします。

手順4:日本語を入力して確認する
- Inspectorウィンドウ内の「Text」欄に、日本語のテキストを入力します。
- 例:「こんにちは」
- シーンビューに日本語がきれいに表示されていることを確認します!


これでTextMeshProを使って日本語フォントを表示する準備が完了しました!
フォントのカスタマイズも簡単にできるので、文字の色やアウトラインを変更して、かっこいいテキストに仕上げてみましょう。
4. まとめ
TextMeshProを使えば、Unityで美しい日本語テキストを簡単に表示できます!
おさらいすると、手順は次の4つです:
- TextMeshProをインストールする
- 日本語フォントを準備する
- Font Asset Creatorでフォントアセットを作成する
- TextMeshProのFont Assetに設定する

これで日本語や全角文字もバッチリ表示されるようになります!
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よくある質問(FAQ)
- QTextMeshProって無料ですか?
- A
はい、TextMeshProはUnityに標準で付いている無料ツールです。
- Q日本語フォントのおすすめは?
- A
Noto Sansや源ノ角ゴシックが読みやすくておすすめです。Google Fontsから無料でダウンロードできます。
- Qフォントの容量が大きくて困っています!
- A
必要な文字だけをFont Assetに追加することで、容量を軽くすることができます。