Unity　クリックで動きを一時停止、再開する

コード全体の説明

この「StopMove」スクリプトは、Unityでオブジェクトを動かすためのものです。ユーザーがマウスの左ボタンをクリックすると、オブジェクトの動きが停止したり再開したりします。

各部分の説明

• 変数の定義

private float count;
private float move = 0.1f;
public bool isStop;

• countは、オブジェクトが移動するステップ数をカウントします。
• moveは、オブジェクトが毎フレームごとに移動する距離です。初期値は0.1fです。
• isStopは、オブジェクトが停止しているかどうかを示すフラグです。

• Startメソッド

void Start()
{
    isStop = false;
}

• Startメソッドは、ゲームが始まると最初に呼ばれるメソッドです。ここでは、isStopをfalseに初期化します。つまり、最初はオブジェクトが動く状態です。
• Updateメソッド

void Update()
{
    if (Input.GetMouseButtonDown (0) && !isStop)
    {
        isStop = true;
    }
    else if (Input.GetMouseButtonDown (0) && isStop)
    {
        isStop = false;
    }

    if (isStop)
    {
        Time.timeScale = 0f;
    }
    else if (!isStop)
    {
        Vector3 position = new Vector3(move, 0, 0);
        transform.Translate(position);
        count++;

        if (count == 100)
        {
            count = 0;
            move *= -1;
        }
        Time.timeScale = 1f;
    }
}

• Updateメソッドは、毎フレームごとに呼ばれます。
• Input.GetMouseButtonDown(0)は、マウスの左ボタンがクリックされたときにtrueを返します。
• if (Input.GetMouseButtonDown(0) && !isStop)は、マウスの左ボタンがクリックされ、かつisStopがfalseのときに、isStopをtrueに設定します。つまり、オブジェクトを停止します。
• else if (Input.GetMouseButtonDown(0) && isStop)は、マウスの左ボタンがクリックされ、かつisStopがtrueのときに、isStopをfalseに設定します。つまり、オブジェクトの動きを再開します。
• if (isStop)は、isStopがtrueの場合、時間の流れを停止します（Time.timeScale = 0f）。
• else if (!isStop)は、isStopがfalseの場合、オブジェクトを移動させます。
• Vector3 position = new Vector3(move, 0, 0);は、オブジェクトの移動量を設定します。
• transform.Translate(position);は、オブジェクトを移動させます。
• count++は、移動ステップをカウントします。
• if (count == 100)は、100ステップ移動したら、方向を逆にします（move *= -1）。
• Time.timeScale = 1f;は、時間の流れを通常に戻します。

全体の動き

1. ゲームが始まると、オブジェクトは右方向に動き始めます。
2. マウスの左ボタンをクリックすると、オブジェクトの動きが停止します。
3. 再度クリックすると、オブジェクトの動きが再開します。
4. オブジェクトは100ステップ動くごとに方向を逆にします。