はじめに
Unityを使ってゲームを作るとき、「クリックでオブジェクトをジャンプさせる」という機能は、アクションゲームやパズルゲームでよく使われる基本的な要素ですよね。でも、初心者にとっては「スクリプトを書く」と聞くだけで少しハードルが高く感じるかもしれません。
この記事では、そんな初心者の方でも安心して学べるように、クリックジャンプ機能をゼロから実装する方法をわかりやすく解説します!
Unityプロジェクトを準備する
まずは、Unityを開いて新しいプロジェクトを作成しましょう。プロジェクト名は何でもいいですが、「MyJumpGame」としてみましょう。
Unityを触ったことがないという方はコチラの記事から見てみてください!
オブジェクトの配置
次に、ジャンプさせたいオブジェクトを作成します。今回はシンプルなCube(立方体)を使います。
- ヒエラルキー(Hierarchy)ウィンドウで右クリックします。
- 「3D Object」を選び、その中の「Cube」をクリックします。
- 同じように「3D Object」を選び、その中の「Plane」をクリックします。
これで、シーンにCubeと床が追加されました。

オブジェクトにRigidbodyを追加する
CubeにRigidbodyコンポーネントを追加します。これにより、物理的な動きができるようになります。
- Cubeを選択します。
- インスペクター(Inspector)ウィンドウの「Add Component」ボタンをクリックします。
- 「Rigidbody」を選びます。
ジャンプのスクリプトを作成する
次に、Cubeをクリックしたらジャンプするスクリプトを作成します。
- プロジェクトウィンドウで右クリックして、「Create」→「C# Script」を選びます。
- スクリプトの名前を「JumpScript」にします。
- 「JumpOnClick」スクリプトをダブルクリックして、Visual Studio(または他のコードエディタ)で開きます。
以下のコードをスクリプトに書き込みます。
using UnityEngine;
public class JumpScript : MonoBehaviour
{
public float jumpForce = 5f;
void Update()
{
if (Input.GetMouseButtonDown(0)) // 0は左クリックを意味します
{
GetComponent<Rigidbody>().AddForce(Vector3.up * jumpForce, ForceMode.Impulse);
}
}
}
このコードは、マウスの左ボタンがクリックされたら、オブジェクトに上向きの力(ジャンプ力)を加えるというものです。jumpForce
はオブジェクトがどれだけ高く跳ぶかを調整できる数値です。
スクリプトをオブジェクトに適用する
作成したスクリプトをCubeにアタッチします。
- プロジェクトウィンドウで「JumpOnClick」スクリプトを見つけます。
- このスクリプトをドラッグして、ヒエラルキーウィンドウのCubeにドロップします。
テストする
すべての設定が終わったら、ゲームを実行してテストしてみましょう。
- 上部の「Play」ボタンをクリックします。
- シーンビューまたはゲームビューでCubeをクリックします。
Cubeがジャンプすれば成功です!
おすすめのアセット
1. 2D Infinite Runner Toolkit
おすすめポイント:
2Dの無限ランナーゲームを簡単に作成できるツールキットです。このアセットには、クリック操作でのジャンプ機能をはじめ、ランナーゲームに必要なあらゆる機能が詰まっています。初心者でも使いやすく、シンプルな操作で高度なゲーム体験を実現可能です。

「Unityで2Dゲームを作りたいけど、どこから手をつければいいか分からない」という方にピッタリです。このツールキットさえあれば、複雑なコードを書かなくてもジャンプ機能や無限ステージを実現できます。
2. Runner Action Animation Pack
おすすめポイント:
ランナーゲームに必要なアクションが満載のアニメーションパック。特にジャンプや着地といった細かな動作が丁寧に作り込まれており、ゲームにリアリティを加えたい方に最適です。

ジャンプ機能を作ったあと、「もっとキャラクターの動きをリアルにしたいな」と感じたことはありませんか?このアニメーションパックを使えば、クリック操作にぴったりのジャンプアニメーションを簡単に導入できます。カスタマイズ性も高いので、あらゆるゲームジャンルに対応可能です。
3. Hypercasual – Runner Starter Kit
おすすめポイント:
クリック操作でのジャンプや障害物を回避する機能が最初からセットアップ済み。ハイパーカジュアルなランナーゲームをスピーディーに開発したい方に最適なスターターキットです。

「すぐにゲームのプロトタイプを作りたい」「短期間でクオリティの高いゲームを完成させたい」という方には、これ以上ない選択肢です。Unity初心者でも簡単に使いこなせるので、ゲーム開発の第一歩を楽しく踏み出せます!
まとめ
この記事では、Unityで「クリックでオブジェクトをジャンプさせる」方法を解説しました。
この仕組みは、ゲームのアクション要素やキャラクターの動きに応用可能です。アイデア次第でさらに面白い機能を作れます。Unityを使って、ぜひ楽しいゲーム作りに挑戦してみてください!
よくある質問(Q&A)
- QCubeがジャンプしないのはなぜですか?
- A
いくつかの原因が考えられます。まず、Rigidbodyコンポーネントが正しく追加されているか確認してください。また、スクリプトがCubeに正しくアタッチされているかも確認しましょう。
- Qジャンプの高さを変えるにはどうすればいいですか?
- A
スクリプト内の
jumpForce
の値を変更してください。値を大きくするとジャンプが高くなり、小さくすると低くなります。
- Q他のオブジェクトでも同じスクリプトを使えますか?
- A
はい、同じスクリプトを他の3Dオブジェクトにもアタッチすれば、同じようにジャンプさせることができます。