配列について
Unityの配列は、データを整理するのに使う便利なツールです。これは、同じ種類のデータをグループにまとめる方法です。例えば、ゲームで敵の位置を管理するときやアイテムのリストを作るときに使います。
配列の作り方
まず、配列を作る手順を見ていきましょう。
int[] enemyPositions = new int[5]; // 敵の位置を管理する配列(5つの場所)
これで、敵の位置を入れるための5つの場所ができました。
データの取り出しと変更
配列を使って便利なことは、データを順番に処理することができます。これをループと呼んで、例を見ていきます。
for (int i = 0; i < enemyPositions.Length; i++) {
Debug.Log("Enemy " + i + " Position: " + enemyPositions[i]);
}
これで、すべての敵の位置を順番に表示できます。
二次元配列
二次元配列は、データを行と列に整理するためのツール。ゲームの地図の座標や迷路の形状を整理するのにぴったりです。例えば、地図の座標を管理するのに使えます。
二次元配列の作り方
int[,] grid = new int[3, 3]; // 3x3の整数型二次元配列
これで、3行3列の整数型の二次元配列ができました。最初は全部0が入っています。
データの取り出しと変更
作った二次元配列からデータを取り出したり変更したりする方法を紹介します。
int value = grid[1, 2]; // 2行3列目のデータを取得
grid[0, 1] = 5; // 1行2列目のデータを変更
grid[1, 2]は2行3列目のデータにアクセスして、valueに入れています。
二次元配列の使い方
二次元配列を使ってデータを順番に処理するには、二重のループを使います。行と列を順番に操作していきます。
for (int row = 0; row < grid.GetLength(0); row++) {
for (int col = 0; col < grid.GetLength(1); col++) {
Debug.Log("Grid[" + row + "," + col + "] = " + grid[row, col]);
}
}
これで、すべてのデータを順番に処理できます。