レイヤーとは?
Unityでの「レイヤー」は、オブジェクトを分類して整理するツールです。これを使うと、例えばキャラクター、敵、背景など、プロジェクト内のオブジェクトをきれいに仕分けできます。
イメージとしては、オブジェクト同士が重なっているような透明なシートを考えてみてください。
このシートを異なるグループに分けることで、各グループが影響し合ったり、表示されたりするようになり、後で特定のグループに対して効果を追加したり、操作を行ったりすることもできます。
レイヤーの設定方法
Unityにおけるレイヤーの設定は非常に簡単で、以下のステップに従って行います。
1.オブジェクトを選択する
プロジェクト内のシーンに配置されたオブジェクトを選択します。

2.inspector画面からレイヤーを設定する
選択したオブジェクトのInspectorウィンドウを開き、一番上にある「Layer」をクリックします。
「Layer」っていう項目には、そのオブジェクトがどのグループに所属するかが書かれています。
そこで、オブジェクトをどのレイヤーに所属させたいかを選択します。

3.新しいレイヤーを追加する
新しいグループを作りたいなら、「Add Layer」というボタンをクリックして新しいグループを追加することもできます。

新しいレイヤーの名前を入力して保存します。新しく作成したレイヤーは以後、他のオブジェクトにも使用できます。

カメラとの連携
カメラの「Culling Mask(カリングマスク)」を利用することで、特定のレイヤーに属するオブジェクトのみを表示することができます。
1.カメラの選択
ヒエラルキーウィンドウまたはシーンビューでカメラをクリックして選択します。

2.Culling Maskの設定
Inspectorウィンドウで、カメラの設定項目の中にある「Culling Mask」を見つけます。

ここで、表示させたいレイヤーに対応するチェックボックスに✔️をつけます。これにより、指定したレイヤーに設定されているオブジェクトだけがそのカメラによって描画されます。
