はじめに
こんにちは!今日はUnityの基本画面についてお話しします。Unityはゲーム開発に使われるとっても便利なツールです。でも、初めて使うときは画面がいっぱいあって少しびっくりするかもしれません。そこで、今回はUnityの基本画面をわかりやすく説明しますね。
Unityを起動してみよう
まず、Unityを起動するとプロジェクトを作成する画面が出てきます。「New Project」ボタンをクリックして新しいプロジェクトを作成しましょう。プロジェクト名を入力して、「Create」ボタンを押すと、Unityの基本画面が表示されます。
Unityの基本画面
Unityの画面はいくつかのウィンドウで構成されています。それぞれのウィンドウがどんな役割を持っているのか見ていきましょう。

1. シーンビュー(Scene View)
シーンビューはゲームの世界を作る場所です。3D空間の中にオブジェクトを配置して、ゲームのステージやキャラクターを作成します。シーンビューをマウスでドラッグすると視点を自由に動かすことができます。これで、いろいろな角度からゲームの世界をチェックできるんです。
キーボードの矢印ボタンやマウスのスクロールでズームしたり視点を変えることができます。
試しにシーン画面の球体かヒエラルキーウィンドウのSphereをクリックします。

クリックすると三色の矢印が表示されます。

三色の矢印のどれかをクリックして引っ張るとその方向に動かすことができます。
左上のほうのRorateToolのマークをクリックすると移動ではなく回転させることができます。

その下のマークのScaleToolをクリックすると拡大&縮小することができます。上の方向に引っ張ってみました。

シーンウィンドウで移動や回転大きさなどを変えると
インスペクターウィンドウのTransformの数値にも反映されます。
シーンウィンドウだけではなく、インスペクターウィンドウのTransformの
数値を変更してもサイズや位置を変更することができます。

Position | 位置 |
Rotation | 回転 |
Scale | 大きさ |
球体を選択した状態でCtrl+Dで複製
Deleteキーを押すと消去することができます。
2. ゲームビュー(Game View)
ゲームビューは、実際にゲームがプレイされるときの画面です。シーンビューで作ったものがどんな風に見えるかを確認できます。ゲームビューの中で「Play」ボタンを押すと、作成中のゲームをプレイすることができますよ。
シーンビューの横のタブをクリックすると切り替えることができます。

3. ヒエラルキー(Hierarchy)ウィンドウ
ヒエラルキーウィンドウは、シーンビューに配置されているすべてのオブジェクトを一覧で表示します。例えば、キャラクターやアイテム、ライトなどがここに表示されます。右クリックして「3D Object」を選ぶと、新しいオブジェクトをシーンビューに追加できます。
試しに球体を作成してみます。
ヒエラルキーウィンドウの空いてる部分を右クリックします。

3DObjectにマウスカーソルを合わせるとさらに項目が出てくるのでSphereをクリックします。

するとヒエラルキーウィンドウにSphereの項目が追加されシーンウィンドウには球体が表示されます。

4. インスペクター(Inspector)ウィンドウ
インスペクターウィンドウは、選択したオブジェクトの詳細な設定を行う場所です。オブジェクトの位置や回転、スケールなどをここで調整できます。また、スクリプトを追加したり、オブジェクトの特性を変更したりすることもできます。
試しにヒエラルキーウィンドウで作成したSphereの項目をクリックします。

するとインスペクターウィンドウにSphereの細かい情報が表示されるようになります。

5. プロジェクト(Project)ウィンドウ
プロジェクトウィンドウは、プロジェクトに含まれるすべてのファイルやアセット(素材)を管理する場所です。ここからテクスチャ、モデル、音楽などをシーンビューにドラッグ&ドロップして使用することができます。
試しにスクリプトファイルを作成してみます。
プロジェクトウィンドウの空いてる部分を右クリックします。

Createにマウスカーソル合わせるとさらに項目が出てくるのでC#Scriptを作成します。

プロジェクトウィンドウにファイルが作成されるので名前を入力します。

Unityでは基本的に英語を使うのでファイル名は英語で入力します。
プロジェクトウィンドウの横のConsoleタブをクリックするとコンソールウィンドウが表示されます。

よくある質問
Q: Unityを使うのにパソコンのスペックはどれくらい必要ですか?
A: Unityは比較的軽量なエディターですが、スムーズに動かすには最低でも8GBのRAMと、マルチコアのプロセッサが必要です。できれば16GB以上のRAMがあると快適です。
Q: シーンビューでオブジェクトが見えなくなりました。どうすればいいですか?
A: シーンビューでカメラの位置をリセットするか、見えなくなったオブジェクトをヒエラルキーウィンドウで選択して「F」キーを押してみてください。
Q: スクリプトがエラーを出しています。どうしたらいいですか?
A: エラーが出た場合、まずはエラーメッセージをよく読んでみましょう。何が間違っているのか教えてくれるはずです。それでもわからないときは、Unityの公式フォーラムや他のユーザーに聞いてみるといいですよ。
まとめ
Unityの基本画面についてざっと説明しましたが、いかがでしたか?最初は慣れないかもしれませんが、少しずつ触ってみるとだんだんと理解できるようになります。Unityはとってもパワフルなツールなので、これから一緒に楽しいゲームを作っていきましょう!